過去ログ - 海未「ずっと傍に、いますからね」
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1: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:07:20.99 ID:vIcbB8m80
ラブライブSSです。
ここでは初めての投稿になります。
※アニメ基準ですがところどころSIDやらオリジナルやらです
※書きためです
※百合です
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:08:13.80 ID:vIcbB8m80
私が作詞をして、真姫が作曲をする。
それが始まりで、それが日常で今。
音楽室で一緒に新曲の打ち合わせをしながら、ふと考えていました。
真姫の細くしなやかな指が鍵盤をたたく。
3: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:09:07.49 ID:vIcbB8m80
真姫「…ふぅ、こんなイメージでどうかしら?」
海未「ええ、とてもいいと思いますよ。さすが真姫です」
真姫「と、当然でしょ!///」
4: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:10:16.21 ID:vIcbB8m80
真姫「海未の詩ってとても素直だから、作曲もイメージがわきやすいのよ。」
海未「…そうストレートに褒められると照れますね」
真姫「さっきのお返しよ」
5: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:11:59.18 ID:vIcbB8m80
真姫「…海未?」
表情の曇りを察したのか、声のトーンが下がったのを感じたからでしょうか、
真姫が心配そうに顔を覗き込んできます。
6: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:13:33.76 ID:vIcbB8m80
海未「ふふ…ありがとうございます」
とにかく冷静を装い、いつもの私を装い、自然に返事をします。
真姫「それに、あんまり貯め込むんじゃないわよ?
7: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:14:59.46 ID:vIcbB8m80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
初めて歌詞を読んだときから、理由は分からないけど
胸が熱くなった気がした。
8: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:16:25.00 ID:vIcbB8m80
海未「真姫、今回の歌詞はこんな感じなのですが…」
真姫「ふうん、今回はこういう路線なのね」
海未「ええ…いけなかったでしょうか…?」
9: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:17:44.91 ID:vIcbB8m80
海未「…っと、そろそろいい時間ですね」
時計に目をやると、だいぶ時間も経っていた。
真姫「そうね、今日は結構いい感じに進んだわね」
10: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:19:04.54 ID:vIcbB8m80
真姫「海未の詩ってとても素直だから、作曲もイメージがわきやすいのよ。」
海未「…そうストレートに褒められると照れますね///」
他人を褒めるときはなんとも思っていないのに、いざ自分が褒められると
11: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:20:16.57 ID:vIcbB8m80
真姫「海未?」
夕日に照らされた横顔は、物憂げで儚げで、グランドに落ちていく夕日とともに
沈んでいってしまいそうだった。
12: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:21:26.34 ID:vIcbB8m80
海未「ふふ…ありがとうございます」
なにかまずいことを言ってしまっただろうか…。
言い終えてから、自分の口からこぼれた「好き」という言葉に後悔した。
13: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:22:32.13 ID:vIcbB8m80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
絵里「あら、海未じゃない」
海未「絵里、ごきげんよう」
14: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:23:55.54 ID:vIcbB8m80
海未「あれだけ一緒にいればバレバレでしょうに…。二人とも鈍感なんですから」ハァ
絵里「そうね…でもまぁ微笑ましいじゃない」
絵里「それに」
15: ◆V8OfN8HM.Y
2014/06/06(金) 21:25:22.04 ID:vIcbB8m80
海未「ふう、絵里のおかげでずいぶん早く終わりました」
絵里「そう言ってくれるとうれしいわ。まだ生徒会になって日も浅いのに、
慣れたものね」
16: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:27:11.17 ID:vIcbB8m80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
真姫「ふぅ…久々に疲れたわね…」
特にすることもなかった放課後、私は図書館で自習をしていた。
17: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:28:57.23 ID:vIcbB8m80
海未「穂乃果もことりもまだまだ慣れていませんし、私も完壁ではないので、
生徒会経験者の絵里がいてくれて本当に助かっています」
絵里「海未にそう言ってもらえると嬉しいわ♪」
18: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:29:56.93 ID:vIcbB8m80
真姫「あ…」
ズキン
絵里と海未が手をつないでいるのを見て、どこかが痛くなった。
19: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:31:37.81 ID:vIcbB8m80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日は、なんだか頭が重かった。
あの後帰宅して、ご飯も食べずに布団に倒れ込み、そのまま寝てしまった。
20: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:32:29.67 ID:vIcbB8m80
とはいえその日の練習はやはりというか、想像通りというか、全然うまくいか
なかった。
海未「真姫、今日は全体的に動きが鈍かったですよ?
もしかして体調でも悪いのですか…?」
21: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/06/06(金) 21:34:06.60 ID:vIcbB8m80
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
絵里「海未、真姫と何かあったの?」
海未「いえ…まったく身に覚えが…」
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