2: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:13:26.79 ID:ejWaZZVNo
魔法少女基準で見ても相当に若い。
見た目は、どこにでもいそうな普通の小学生の女の子そのものだった。
3: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:15:23.96 ID:ejWaZZVNo
〜☆
「大丈夫か?」
「は……はい……。ゲホッ、ゴホッ」
4: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:16:51.33 ID:ejWaZZVNo
喉に絡まる嘔吐寸前だった胃の中の物をまた飲み直すのは嫌だったけど、
だからといってその場に吐き出すわけにもいかないから、
ペットボトルに入った紅茶と一緒に飲み込んだ。
5: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:19:05.00 ID:ejWaZZVNo
「まあ、こんなこと今考えてもしょうがないか。はやくマミさんの家行こうぜ。
ほむら、重要な他の用事とか今日これからないよね?」
「あっ、はい。もちろんです」
6: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:20:45.21 ID:ejWaZZVNo
「ほら、マミさんもそんなぼうっと突っ立てないで肩組んでさ」
「え、ええ?」
7: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:22:39.03 ID:ejWaZZVNo
〜☆
「いやー、どうにか間に合った」
「危なかったわね。あともう少しでアウトだったわ」
8: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:24:37.19 ID:ejWaZZVNo
「ん、そうだね。その方がいっか。……あー、とりあえず転校生、さん」
美樹さん、と呼ばれた私のクラスメイトは、腰を低く落として、剣を水平に、切っ先を前に向ける。
そして、言った。
9: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:25:48.30 ID:ejWaZZVNo
〜☆
また、失敗した。
まどかが死んでしまった。
10: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:33:47.34 ID:ejWaZZVNo
〜☆
「この錠剤を持っておくのです」
「これは?」
11: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:35:29.72 ID:ejWaZZVNo
「どうして? 理由が必要なの?」
「当たり前なのです。人が何かを強く意識的に行おうとするなら、そこには必ず理由があります」
12: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/07/19(土) 21:36:08.29 ID:ejWaZZVNo
「しかし私には、円環の理のためという確固とした理由があります。
だからこうして、世界のためだなんて自分を誤魔化すことなく、まっすぐな気持ちで御膳立てをしていられるのです。
円環の理の導きを取り戻すことが何よりも正しいことだと、なぎさは心の底から信じているから」
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