過去ログ - ほむら「わたし」
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96: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:50:02.71 ID:f9f35fI7o
〜☆

「ほむらちゃん、ほむらちゃん」

 声が聞こえる。視界は黒い。無様に失神していたらしい。
以下略



97: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:53:12.53 ID:f9f35fI7o

 鹿目まどかは唇を噛んだ。
涙を流しながら、視線をこちらの目にぶつけてくる彼女。

 強い目だと思った。
以下略



98: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:55:29.92 ID:f9f35fI7o
〜☆

 明るい色が満ちて、白いキラキラが舞う。
私がかつて、神にも等しく聖なる者となったまどかから、彼女のリボンを貰った異空間。

以下略



99: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:57:21.68 ID:f9f35fI7o

 世界のために。まどかは喜んで、人間としての自分の生を手放して、円環の理に復帰する。

彼女はそういう人間だ。

以下略



100: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 14:58:39.59 ID:f9f35fI7o

「だとしても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。
魔法少女でも魔女でもなくなっても、どんな姿になっても、ほむらちゃんはほむらちゃん。
独りぼっちになったら絶対ダメだよ」

以下略



101: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:00:10.19 ID:f9f35fI7o

「そうね、私も貴女と一緒にいたい。そう思うわ。
 ……だけどね、まどか。私とあなたの一緒にいたいは多分、別の物よ」

 右手を弾くように動かして、目に見えないまどかが与えてくれる温もりを払いのける。
以下略



102: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:03:45.05 ID:f9f35fI7o
〜☆

「そんなこと考えても意味がないのです。なぎさたちは、この世界に長居すべき存在ではなかったのですから」

「どういうこと?」
以下略



103: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:05:43.05 ID:f9f35fI7o

「……見滝原の街に、これまでどれだけの影響が出ているの?」

「いいえ、実質的な影響はまだ出ていません。
増えた魔獣は片っ端からクララドールズ、それに使い魔が迅速に駆除していますから。
以下略



104: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:12:34.91 ID:f9f35fI7o
〜☆

 辺り一面砂漠が広がっていた。
風が砂を運び、大地に座り込む私の顔や服の表面、さらには服の中にまで余計なプレゼントを施していく。

以下略



105: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/08/22(金) 15:16:53.69 ID:f9f35fI7o

「今の私は、人間の肉体に自分を押し込めていない。だってまどかがいないんだもの。
この状態の私とあなた、暁美ほむらって名前が一緒でも完全に別物よ? そんな心配するだけ無駄。
第一気になるなら、自分で死ねばいいじゃない。私には関係ないわ」

以下略



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