過去ログ - とある幻想の一撃男(とある×ワンパンマン)
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:11:22.16 ID:g4FKKuxko
「つか、夕立とか降ったりしねーだろうな……」
 そこはかとなく嫌な予感を過ぎらせながら、器用にも布団を両手に窓を片足で開け放つと、既に白い何かが引っ掛けられているのを上条は視界に入れた。

「……シスターさん?」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:12:17.04 ID:g4FKKuxko
 ・ ・ ・

「追われてた? 誰にだよ?」
「うん。本当は別のマンションに飛び移ろうとしたんだけどね、後ろから撃たれちゃって。それで君のベランダに引っかかってたんだ」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:13:17.92 ID:g4FKKuxko
「へえー。じゃあ、俺には魔力はあるけどそれを扱う手段はないってことか」
「そういうことかも。私みたいに魔力を精製出来ない体質っていう可能性もあるけど、開発を受けたならどちらでも意味はないかな」

 そんな説明をインデックスから一頻り受けた所で、上条は少しだけガッカリした様子だが、本心では気にしていないのだろう。
 夏休みだけあって私服の学生が目立つ中、シスターと高校生と言う奇妙な組み合わせは全国チェーンのコンビニエンスストアの前で立ち止まった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:14:42.40 ID:g4FKKuxko
 ・ ・ ・

「ソーメンありがとう。美味しかったんだよ!」
「そりゃどうも。あの店員も大喜びするだろうな」
 近場の公園にあるベンチに腰を掛け、まるで飲み物を飲むような勢いでソーメンをかきこんだインデックスは、上条の持っているソーメンに視線を向けながら感謝を示した。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:15:56.25 ID:g4FKKuxko
「じゃあさ、インデックス。お前を“こっち”まで引き上げたら良いんだな?」

 念を押すように、上条は問いかける。続いて、ジロリと何処か虚空を見上げた。
 直線距離にして五十メートルはあろう場所にある、周りよりも一際高いオフィスビルの屋上に視線を向けた。

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:17:58.90 ID:g4FKKuxko
 その瞬間。
 パシッと小さな音が響き渡った。

「……!」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:19:19.75 ID:g4FKKuxko
「捕まえたぜ、魔術師……!!」
「それは、こちらの台詞です」

 ピンと、空気が一瞬にして張り詰めた。周囲から人が払われた事もあって辺りは静寂に包まれている。
 しかし、それ以上の“何か”が二人の間には渦巻いていた。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:21:27.47 ID:g4FKKuxko

「……うるっせえんだよ、ド素人が!!」

 唐突に、神裂から放たれていた丁寧で鋭い武術然とした攻撃が、荒々しくなった。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:22:24.33 ID:g4FKKuxko

「……私は……負けたのですね」

 流石に勝ったろうと思っていた上条すらも、ムクリと起き上がった彼女に対して驚きを露にする。
 しかし、彼女から戦意は感じられない。それどころか何処か吹っ切れた面持ちを浮かべていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:23:04.39 ID:g4FKKuxko

「だから、記憶を消さなきゃならない理由を見つけりゃ良いだろって言ってるの上条さんは!! お分かり!?」
「だから、完全記憶が原因で脳の容量を圧迫してるって言ってるじゃないですか!! 何故分からぬのです!?」

 このままでは埒が開かないと、上条は携帯電話を取り出してアドレス帳を開いた。
以下略



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