過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
1- 20
127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/08(月) 20:59:19.86 ID:YtpFI3Ae0
 勇者は銃剣の銃口を魔王へ向けると、引き金を絞った。

 銃剣から放たれる、雷撃弾、稲妻の速度で迫るそれは、何もない空間を通過した。

 外れた弾が、壁に激突すると、超高熱のプラズマフィールドをその場に作り出した。
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:01:27.24 ID:YtpFI3Ae0
勇者(外―)

 空、青空、その青空を背景に、こちらへ手をかざす魔王。

勇者「……ッ」
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:03:14.76 ID:YtpFI3Ae0

 クレーターの中央、うずくまるように倒れる勇者を見つめ、魔王は目を細める。

勇者「……くそ」

以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:05:20.17 ID:YtpFI3Ae0
 魔王は、魔王城の前に残した影の前に瞬間移動する。

勇者「!」

魔王(この状況にだけ関していえば、貴様も想定内なのだろう?)  
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:06:58.64 ID:YtpFI3Ae0
側近「お見事です」

 いつの間にか魔王の背後に立つ側近が口開く。

魔王「……いや、違う」
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:14:37.16 ID:YtpFI3Ae0
 勇者のひと蹴りで、大地が爆散する。

 側近の目の前、激突する魔王と勇者。

 その余波を前に、側近の体が宙に浮かび、歪に折れ曲がった。
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:15:50.55 ID:YtpFI3Ae0
 勇者の狙いは明白であった。 魔王など後回しにし、魔王の間に到達することである。

 魔王の間には、破壊されては困る何かがある、それがなんなのかまではわからない。

 しかし、魔王は明らかにその場所を庇うように戦っている。
以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:17:50.27 ID:YtpFI3Ae0

魔王「!」

 勇者とは反対方向に突き進む反撃の雷撃弾が、魔王の胴体に着弾する。

以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:18:55.07 ID:YtpFI3Ae0
勇者「……」

 勇者は左手で右手の前腕を支えるように持ち、右腕でまっすぐ構えた銃剣に全魔力を集中させると、再度引き金を絞った。

 銃剣の剣先から放たれる雷を纏った直径10mの円柱状の光線が、大気を焼き切りながら魔王城へ向け突き進む。
以下略



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:20:14.65 ID:YtpFI3Ae0
勇者「究極回復魔法」

 落下の過程で勇者の体が光に包まれ、やがて全快した勇者が光から飛び出し、巨大なクレーターの一部に着地する。

勇者「……」
以下略



194Res/182.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice