過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:33:09.78 ID:wKOPEMqDo
>>11
やべえすっかり思い違いしてました。以降訂正します。本当に申し訳ありません


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:35:13.98 ID:wKOPEMqDo
 鉄底海峡。

 くそったれな戦場。

 大本営から私に与えられた地で私は指揮をとった。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:39:26.69 ID:wKOPEMqDo
 敵から羽黒に向けて2本の魚雷が放たれる。

 当たるはずはないと――沈むはずはないと思っていた。

 彼女は、羽黒なのだから。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:42:35.86 ID:wKOPEMqDo
 夕方の執務室には虚しく軍歌が響く。

 かつては羽黒と共に耳を傾けた音色が虚空に溶ける。

 軍艦行進曲。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:46:14.46 ID:wKOPEMqDo
 杯に残った酒を飲み干してその来客を見やると、我が艦隊の旗艦、霧島であった。

「あぁ、霧島か……私に何か用事でも?」

 呂律のまわらない、焦点の定まらない私はかろうじてそれだけをつむぐ。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 19:49:10.53 ID:wKOPEMqDo
「私は見たんだ。雷撃の水飛沫が彼女を襲ったのを。死体は見つからなかったとはいえ、一体彼女はどこにいたというんだね?」

「命からがら逃げて、何処かの島に身を隠しているやもしれません! あの場所にはそうするだけの島があります!!」

 霧島の必死な言葉に、私は喉を鳴らして笑った。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:08:02.16 ID:wKOPEMqDo
「私達は羽黒が轟沈したなどと思ってはいません! 彼女が生きているのなら奇跡でも偶然でもいいんです!! 栄えある『第一艦隊』の希望を笑わないでください!!」

 その言葉に私はたまらず霧島の瞳を見つめた。

 メガネの奥の彼女の瞳は潤んでいた。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:11:09.78 ID:wKOPEMqDo
「第一艦隊全艦に告ぐ! 各員対艦装備を行い鉄底海峡へ進軍せよ! なお、栄えある第一艦隊には1名の欠員の補充が必要である!!」

 愛国行進曲のメロディと共に私は司令を行う。

「今回も6『人』での出撃を行う! 旗艦『霧島』以下『筑摩』! 『高雄』! 『赤城』! 『日向』! そして『赤城』」!
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:13:12.13 ID:wKOPEMqDo
叫ぶだけ叫んで私はマイクのスイッチを乱暴に切る。

「君が本作戦を伝えるべきだったかね?」

「いいえ、お似合いの演説でした」
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:14:13.16 ID:wKOPEMqDo
>>20
すいません赤城が二人いました。最後の赤城を「利根」に修正します。申し訳ありません


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/09/07(日) 22:33:11.26 ID:xY8Cc76a0
初見です
そして期待


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