過去ログ - 葛葉ライドウ対地獄少女
1- 20
15:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:05:45.79 ID:4btJ32Bz0
志乃田名もなき神社の鈴を鳴らすと、黒装束の女が現れた。
彼女こそが超国家機関ヤタガラスの一員。
ライドウは名前を知らないが、ヤタガラスの使者と呼んでいる。

ヤタガラスの使者「どうしたのです。十四代目葛葉ライドウ。珍しく慌てていますね」
以下略



16:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:06:29.35 ID:4btJ32Bz0
異界と現実世界の接点を抜けた先、現実世界に茫然自失とする依頼人がへたり込んでいた。
胸元には人魂を図案化したようなあざがくっきりと浮かび上がっている。
娘が、肩をゆすって声をかけているが反応がない。

依頼人「そんな、俺は藁人形を使うつもりなんてなかったのに、とっさに糸を引いちまった。
以下略



17:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:07:20.24 ID:4btJ32Bz0
第三章 葛葉ライドウ対地獄少女


志乃田名もなき神社の鈴を鳴らすと、ヤタガラスの使者が現れた。
黒い頭巾を目深にかぶっておりその表情をうかがい知ることはできない。
以下略



18:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:10:15.51 ID:4btJ32Bz0
ライドウは鳴海探偵事務所に戻り、鳴海に捜査状況を伝えた。

鳴海「なるほどな。地獄通信に地獄少女がそんなに恐ろしいものだったとは。
しかし、結構情報が増えてきたな。ここらで捜査会議をして情報をまとめるか。
報告直後で疲れているだろうけど、いけるか? ライドウ」
以下略



19:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:11:08.00 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「フム、確かにそのように考えるのが自然だな」

鳴海「そこで考えてみたんだが、ライドウが報告で言っていた『特定の人物にだけ地獄通信という広告が見える』仕組み。
これって強い怨みを持った人物にだけ広告が見えるって考えられないか?」

以下略



20:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:12:06.56 ID:4btJ32Bz0
しばし後、銀楼閣を出てすぐのポストにライドウ、鳴海、ゴウトは立っていた。
ライドウの手には地獄通信宛の手紙―ただし封筒には白紙の便箋が入っていた。

鳴海「さあ、ライドウ。投函してみてくれ」

以下略



21:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:13:27.84 ID:4btJ32Bz0
ゴウト「うーむ、地獄少女を追うと言っても、一体どうしたものか」

ゴウトとともに悩んでいると、背後から声をかけられた。

恩田「あー、いたいた。書生さん。事務所が空だったからどこを探したものかと悩んじまったよ」
以下略



22:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:14:23.09 ID:4btJ32Bz0
恩田「改めて自己紹介しようか。
恩田ヨネとは世を忍ぶ仮の姿、三藁が一人、骨女とは私のことさ」

名乗るや否や恩田、いや、骨女の体の一部分が白骨化する。
同時に着ていた洋服が和服へと変わった。
以下略



23:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:16:20.69 ID:4btJ32Bz0
言うが早いか、骨女が緑色の炎をまとった苦無を三本放ってきた。同時に一目連が駆け寄ってくる。

ゴウト「ちっ、何が何だかわからんが、気を付けろライドウ。
コヤツ等先日の悪魔の比ではないぞ」

以下略



24:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:17:06.17 ID:4btJ32Bz0
召喚直後には一目連は再びライドウに躍りかかっていた。
丁字路に追い詰められ、背後には甘味処の建屋、もはや後方に逃れる余地はない。
しかし後方に逃れる必要もなかった。

ベリアル「よくぞ我を呼んだ。ライドウよ」
以下略



71Res/125.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice