過去ログ - 葛葉ライドウ対地獄少女
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7:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 21:05:46.00 ID:4btJ32Bz0
ライドウは探偵事務所に戻ってきた。鳴海はまだズボンをトントンしている。
鳴海「あ、お帰りライドウ。タヱちゃんに電話したら丁度ウチに用事があったみたいでこれから来るみたいなんだ。そろそろ来ると思うから一緒に話を聞いてくれよ。そっちの報告はそれからでいいや」
ライドウは黙って頷くと珈琲の準備を始めた。


8:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 21:16:38.41 ID:4btJ32Bz0
珈琲を入れる準備が整った頃、探偵事務所の扉が開き、カメラを首からぶら下げた短髪の、モダンガールと呼ぶにふさわしい女性があらわれる。
朝倉タヱ、朝倉葵鳥を自称する帝都新報所属の女性新聞記者である。
タヱ「こんにちは、ライドウ君、ついでに鳴海さん、悪いけど珈琲もらえるかししら。二つお願いね」
鳴海「あのねぇ、タヱちゃん、所長は俺。ついでにさっき電話したのも俺。
ライドウは助手、そしてここは鳴海探偵事務所。俺がついで扱いなのもおかしいし、ここはカフェーでもないの。
以下略



9:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 21:19:51.35 ID:4btJ32Bz0
第二章 地獄少女との邂逅


恩田と名乗る悪魔と遭遇した翌日、ライドウは再びミルクホール前にいた。
というのも、今朝がた鳴海探偵事務所にミルクホールのマスターから一本の電話がかかってきたのだ。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/27(土) 21:30:10.15 ID:uTMS5TySO
なんか凄い文字数だな


11:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 21:33:29.27 ID:4btJ32Bz0
探偵事務所に戻り、別件依頼を確認すると確かに地獄通信とかかわりのある内容であった。

ゴウト「どれ、我にも内容を見せてくれ。
……なんと、地獄通信に返信したところ藁人形を押し付けられて困っている。か。
しかし妙ではないか? 新聞の空白に返信とは。
以下略



12:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:01:41.83 ID:4btJ32Bz0
深川町の祠前空地には見るから貧しそうな男が立っていた。

依頼人「あれ、探偵って聞いていたが、書生さんが来たぞ。
えっ、助手だって。まあ何でもいいや、聞いてくれよ……。
拾った新聞に地獄通信なんて広告を見つけちまったのがきっかけだ。
以下略



13:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:03:19.47 ID:4btJ32Bz0
§§§§§§§§依頼人の記憶§§§§§§§§

ポストに手紙を投函した直後、今投函したばかりの手紙を手に持った黒いセーラー服を着た少女が目の前に現れた。
その少女はまるで人形のように美しくも可憐で、年のころは13歳くらいに見える。

以下略



14:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:04:19.34 ID:4btJ32Bz0
依頼人の記憶の再生はここで終わった。

モコイ「どうッスか。ボクってとってもイケてるネ。
ノリノリだね。ボク。じゃ、おさきッス」

以下略



15:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:05:45.79 ID:4btJ32Bz0
志乃田名もなき神社の鈴を鳴らすと、黒装束の女が現れた。
彼女こそが超国家機関ヤタガラスの一員。
ライドウは名前を知らないが、ヤタガラスの使者と呼んでいる。

ヤタガラスの使者「どうしたのです。十四代目葛葉ライドウ。珍しく慌てていますね」
以下略



16:山梨最高 ◆31XYrFalkuo5[sage]
2014/09/27(土) 23:06:29.35 ID:4btJ32Bz0
異界と現実世界の接点を抜けた先、現実世界に茫然自失とする依頼人がへたり込んでいた。
胸元には人魂を図案化したようなあざがくっきりと浮かび上がっている。
娘が、肩をゆすって声をかけているが反応がない。

依頼人「そんな、俺は藁人形を使うつもりなんてなかったのに、とっさに糸を引いちまった。
以下略



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