1: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:55:30.42 ID:lpuJ/0to0
>勇者達は全滅した!
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:56:10.01 ID:lpuJ/0to0
16歳の誕生日、私の体に勇者の証である紋章が浮かび上がってきた。それまで普通の村娘として生活をしていた私の生活は一変、私は勇者として魔王討伐を命じられたのだけど――
戦士「動きが遅いっ!そんなんじゃこの先やっていけないぞ!!」
3: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:56:52.43 ID:lpuJ/0to0
戦士「…!おい、空を見ろ!」
魔法使い「あれは…!魔王軍の飛行部隊じゃない!?」
勇者「ひえぇ…」
4: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:57:31.78 ID:lpuJ/0to0
・
・
・
勇者「う、うーん」
5: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:58:13.51 ID:lpuJ/0to0
暗黒騎士「随分、長く眠っていたな――勇者よ」
勇者「あ、貴方は…」
先ほど自分達を襲った軍隊に戦闘に立っていた暗黒騎士だった。
6: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 10:59:01.70 ID:lpuJ/0to0
勇者「あのぅ、私の仲間の皆さんは?」
暗黒騎士「さぁな。死んではいないと思うが、置いてきたので何をしているかはわからん」
勇者「そうですか。でも、あれ?全滅したら私達教会に戻るはずじゃ…」
7: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 11:01:24.11 ID:lpuJ/0to0
早いですが今日はここまで。あまり長くならないようにしたいです。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/08(水) 11:48:42.84 ID:6CjyNNg/O
期待
9: ◆WnJdwN8j0.[sage saga]
2014/10/08(水) 17:27:03.48 ID:lpuJ/0to0
>>5
誤字すみません
×先ほど自分達を襲った軍隊に戦闘に立っていた暗黒騎士だった。
○先ほど自分達を襲った軍隊の先頭に立っていた暗黒騎士だった。
10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:01:57.29 ID:sthOuHbb0
トントン
暗黒騎士「来訪者か…おい、ベッド下に隠れろ」
勇者「あ、は、はい」モタモタ
11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:02:42.57 ID:sthOuHbb0
彼の話によると、あの場は戦闘で大分混乱し、気絶していた私を見ている者はいなかったようで、それで皆の目を盗んで私をさらってこれたようだった。
聞けば聞く程自分が情けない。
勇者(だけど…)
12: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:03:28.69 ID:sthOuHbb0
暗黒騎士「お前は、どうしたい?」
勇者「…え?」
暗黒騎士「俺はお前をどうこうしようというわけじゃない。今ここで解放してやってもいいし、仲間の元へ帰してやってもいい。ただ――」
13: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:04:16.72 ID:sthOuHbb0
勇者「…嫌です」
私は差し出された剣を拒み、後ずさった。
勇者「勇者なんて嫌…もう解放されたい…」
14: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:05:01.53 ID:sthOuHbb0
暗黒騎士「それで勇者の紋章を隠しておけ」
勇者「え?」
彼が差し出したのは、ただの包帯だった。
15: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 10:10:27.88 ID:sthOuHbb0
続きは夜か明日以降。
話の展望はできているんですが、文章表現に苦悩しております。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/09(木) 10:23:31.35 ID:X1mru5XOO
期待
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/09(木) 11:51:38.44 ID:x2+dgjgX0
期待してよさそうですね、つーか面白いです続き気になります。
18: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 20:17:16.94 ID:sthOuHbb0
その後着替えやらメイクやらのお世話になっている間、メイドは聞いてもいないのに次から次へと喋っていた。そしてメイドが言うには、自分は暗黒騎士に見初められて連れてこられた、ということになっているらしい。
勇者(つ、つまり、彼のお嫁さんに…)
メイド「はい鏡をご覧になって〜。見違えたでしょう」
19: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 20:18:14.08 ID:sthOuHbb0
>それからというものの…
呪術師「お?あんたがあの暗黒騎士が娶ったっていう」
勇者「ひ、ひいいぃ」ブルブル
20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 20:18:57.65 ID:sthOuHbb0
妻同士の会話は、人間達の井戸端会議と内容はそう変わらない。自分も村娘だった頃は、同年代の少女たちと色んな話をしたものだ。
1番戻りたかったあの頃に戻れたようで、私もつい気を緩めてしまう。
奥様B「ねぇねぇ、暗黒騎士様のお顔ってどんな感じ?やっぱり噂通りの美男子なの?」
21: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2014/10/09(木) 20:19:39.65 ID:sthOuHbb0
夜、1人になってから色んな想像が頭を過ぎった。
こうしている今でも、人間と魔王軍の戦いは進んでいる。
「勇者」に希望を抱いていた人達は今、きっと不安で一杯だろう。
仲間達は皆から責められているかもしれない。
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