過去ログ - 学校からの帰り道、死神に声をかけられた
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◆i2.pJBgDO.
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2014/10/28(火) 15:49:37.41 ID:cbR8aY5Yo
意味が分からずアケミの目を見返すと、彼女は苛立ったように言葉を強くした。
「だーかーら、リモコンが反応しないんだって。チャンネル変えるのにいちいちテレビんとこまで行くのタルいんだってば」
「ええと……」
「替えの電池どこよ」
以下略
7
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/28(火) 15:50:50.94 ID:cbR8aY5Yo
自分の家にも関わらず居心地悪く相撲を見終わった後。
学はアケミが立ち上がって伸びをするのを見上げた。
「あー面白かった」
以下略
8
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/28(火) 15:51:32.18 ID:cbR8aY5Yo
「まあいいじゃん。それよりさ、和泉香奈ちゃんって知ってる?」
「はあ、まあ。同級生ですし」
「その子の家、教えて」
「お断りします」
以下略
9
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/28(火) 15:53:19.72 ID:cbR8aY5Yo
その気配が伝わったのかもしれない。アケミはちぇっ、と舌打ちして背中を向けた。
「まあいいや。今度こそじゃーねー」
リビングのドアが閉まり、しかし玄関のドアの開閉音はしなかった。
以下略
10
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/28(火) 15:54:00.64 ID:cbR8aY5Yo
つづく
11
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/29(水) 22:12:16.01 ID:y73cZfE6o
朝、目を覚ましてすぐに学は周りを見回した。
部屋に自分以外誰もいないことを確認し、ほっと息をつく。
昨日のあれ以降、何となく気配が残っているように思えて気が休まらなかったのだ。
(本当、なんだったんだろう)
以下略
12
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/29(水) 22:13:08.13 ID:y73cZfE6o
コンビニ駐車場の端に、彼女は昨日と全く同じ格好で立っていた。
ポケットに手を突っ込んで、見るからに退屈そうというかタルいぜオーラを周囲に放射している。
明らかにスーツや学生服といった朝の風景からは浮いていた。
以下略
13
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/29(水) 22:13:51.98 ID:y73cZfE6o
学の足元をしばらくじろじろ眺めながら彼女が言う。
「なんだろ。何もないように見えるけど」
「は、はあ」
「でもあんたにはなんか見えるわけ?」
以下略
14
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/29(水) 22:14:31.71 ID:y73cZfE6o
鼓膜を刺すような高い音。それから腹に響く衝突音。
角を曲がるのに失敗した車が、対向車にはじき出されて学の目の前を通過していき、コンビニの塀に激突した。
それだけはしばらくして理解できた。
それ以外の全ては何も頭に入ってこなかった。
以下略
15
:
◆i2.pJBgDO.
[saga]
2014/10/29(水) 22:14:59.83 ID:y73cZfE6o
つづく
16
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2014/10/30(木) 09:32:11.07 ID:EtBeKTPuo
期待
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