過去ログ - 【咲-saki-ss】加治木ゆみ「開けずの扉」
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2014/11/24(月) 21:27:22.60 ID:CCn7M9KF0
だけど私は。
ふと、学校の––––麻雀部の部室の方に振り返った。
こちら側からは、別の校舎の影になって見えないのだけれど。
以下略
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2014/11/24(月) 21:29:22.96 ID:CCn7M9KF0
忘れたふりをしているだけで––––忘れられなかった。
そんな思いも、雑多な日常の流れに身を流して気にしないふりをした。そうした方が良いと、私は何故か考えたのだった。
こうして、また時が過ぎて行く。
以下略
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2014/11/24(月) 21:30:58.04 ID:CCn7M9KF0
私は当然、予期せぬ呼び声にびくりとする。蒲原か––––いや、睦月か妹尾か。あるいは、
「どうしたんっすか。こんなところで––––」
桃子か。
以下略
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2014/11/24(月) 21:31:38.50 ID:CCn7M9KF0
でも。
秋のことなら、そんな昔ではない。
しかし、昔のことなのだ。
以下略
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2014/11/24(月) 21:32:04.53 ID:CCn7M9KF0
「開けずの扉は開けてはならない––––だから、開けずの扉」
ゆみ「知っていたのか?」
桃子はまた笑った。それは、優しく息を吹きかけるようであった。
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2014/11/24(月) 21:32:30.56 ID:CCn7M9KF0
ゆみ「なら、開ければ呪いも消えると言う訳か……」
「そうっすね。開ければ、呪いも消えます––––それが呪いなのですから」
誰に聞いたのだ。
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2014/11/24(月) 21:33:08.83 ID:CCn7M9KF0
ドアノブを握りしめる。
あの、ぎぃと云う扉の軋む不快な音が鳴り始める。
桃子は、以前くすくすと笑っていた。
以下略
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2014/11/24(月) 21:35:12.94 ID:CCn7M9KF0
私は––––。
大声で叫んでしまった。
そして––––。
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2014/11/24(月) 21:35:50.16 ID:CCn7M9KF0
三階は、我が麻雀部と音楽室の間––––つまり、あの謎のスペースがある場所である。
だから。
死体は翌朝まで誰にも発見されることがなかったのだと言う。
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2014/11/24(月) 21:37:11.77 ID:CCn7M9KF0
ただでさえ夏には麻雀部初のインハイや、新部員の勧誘など色色とあったのだ。記憶は混濁し、何もかもが不明虜だ。
ただ。
何故か私は今の今まで、この事件を記憶の底へ封印していたのだ。
以下略
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[sage]
2014/11/24(月) 21:38:43.61 ID:u9ziZBBio
そーゆーのいーから京太郎ハーレム!
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