17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/26(水) 14:19:33.60 ID:gU/tMaBDO
マジで連投かと思って5回くらい確認したわ
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 15:34:10.92 ID:RnBvvHTn0
それから一週間ほど経った。
登校した俺が着席しようとしたら長門が声をかけてきた。
「本読んだ?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 15:34:56.85 ID:RnBvvHTn0
「入部届け?」
俺はその紙に大書きされた文字を読み上げた。
「そう」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 15:36:19.07 ID:RnBvvHTn0
そんな感じで過ごしているうちにゴールデンウィークも終わり、初夏の暖かさを感じるようになったある日の放課後のことだった。
終礼のベルとともに帰ろうとした俺の袖が掴まれた。
「どうした?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/11/26(水) 16:10:14.85 ID:0+AazbH60
面白いぞ
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 17:25:26.03 ID:RnBvvHTn0
文芸部は部室棟、通称旧館にある。
老朽化した校舎を長門と二人歩く。
そして、文芸部と書かれたプレートが斜めに傾いで貼り付けられているドアの前で立ち止まる。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 17:26:05.70 ID:RnBvvHTn0
「本読んだ?」
長門有希の暗闇色をした目が俺を射抜いていた。
本。というと、いつぞや俺に貸した異様に厚いハードカバーのことか?
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/11/26(水) 18:04:37.22 ID:RnBvvHTn0
俺もゲームを再開しようと思っていると乱暴にドアが開かれた。
「おっ待たせーーー!!!」
驚くほどの美少女が元気よく入室してきた。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 18:06:07.86 ID:RnBvvHTn0
「俺はこの文芸部の----」
「嘘。文芸部には有希一人しか部員が居ないのはすでにリサーチ済みなんだから」
少女は俺の発言を遮った。どうやらこの少女が長門が言っていた妙な女生徒なのだろう。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/26(水) 18:08:01.86 ID:RnBvvHTn0
「あのなぁ……」
俺は呆れかえりながら改めて女生徒を見る。
どこから見ても非のうちどころのないポニーテール、この上なく整った目鼻立ち、意志の強そうな大きくて黒い目を異常に長いまつげが縁取り、薄桃色の唇を固く引き結んだ女。
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