過去ログ - アスナ「森の家に、お風呂を取り付けてみた」ユウキ「え、ボクも入るの?」 (SAO)
1- 20
1: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:08:30.01 ID:6BEKbktH0
気を取り直して。ネタバレ注意。
思いついたまま書いていきますので、
見苦しい点が多々あると思います。

ユウキとアスナの友情





ボクは気が付くと、自宅にいた。
自宅というのは、もう誰も住んでいないボロ屋敷のことだ。

陽の光でさえ消え入ってしまいそうな、
生活感の失われた、廃墟。

それはこの間、ボクがアスナと見た時に感じた、
あの家の印象だった。

なのに、今は、ボクの目の前に、
姉ちゃんがいて、賛美歌―アメージンググレイスを熱唱していた。

なぜ。


SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:11:51.28 ID:6BEKbktH0
本当に、ボクは頭がついにどうかしてしまったのだろうか。
それとも、夢?

「ユウキ、今度教会で歌うんだから、もう少し音痴直しておかないと」

以下略



3: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:14:29.56 ID:6BEKbktH0
姉ちゃんのアメージンググレイスは、
ボクよりもひどい気がしたので、笑ってしまった。
半眼で睨まれる。

「ユウキ……なんで、泣いてるのよ?」
以下略



4: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:17:00.76 ID:6BEKbktH0
声が脳裏に木霊する。
誰?

『取り壊しの件――で』
『未成年者の――後見人として――』
以下略



5: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:19:26.17 ID:6BEKbktH0
いや、待て。
ボクはさっきまで叔母さんと話していたんだ。
じゃあ、ボクは叔母さんの話を無視して、
夢の世界に? 
はたまた、夢じゃなくて、バーチャル世界にダイブしたのか?
以下略



6: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/07(日) 23:20:28.54 ID:6BEKbktH0
少し抜けます。


7: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 00:04:27.40 ID:fjS/Q13/0
「あ……ユ……ウキッ」

鼻をすすり、まるで今にも呼吸が止まりそうな嗚咽を繰り返しながら、
彼女がまたボクの名前を呼んだ。

以下略



8: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 00:21:24.20 ID:fjS/Q13/0
思い出した。
そうだ、ボクは納得したのだ。
いくらお父さんの残したお金があろうとも、
結局外で管理をするのはボクじゃない。
ボクにできないことは、全て、叔母さん達がしなくてはいけない。
以下略



9: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 00:41:42.63 ID:fjS/Q13/0
いや、ショックだったんだ。
ボク、もしかして、叔母さんに対して、
アレルギーでも持っているのかも。

現実を投げ出してしまうような、強力な抵抗を感じてしまったんだ。
以下略



10: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 01:00:41.84 ID:fjS/Q13/0
悲しみを乗り越えるためなのかもしれない。
でも、悲しかった。
叔母さんの中で、ボクは、もうすでにここにはいない存在だった。

その言葉は、お父さんやお母さんや、姉ちゃん、
以下略



11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 01:16:10.71 ID:fjS/Q13/0
「ユウキ……みんないるじゃない」

ボクは、また、どうしてアスナを泣かせてしまってるんだろう。

「ああ、うん……」
以下略



12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 01:55:30.34 ID:fjS/Q13/0
今日はここまで


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/08(月) 02:20:45.08 ID:Sw4oF+hqo
続き期待


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/08(月) 02:22:49.16 ID:9JF1huQi0
原作は読んだ?


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/08(月) 05:42:21.14 ID:mi5VTYqlO
叔母さん悪者みたいに書かれてたけどこれweb版?


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/12/08(月) 05:46:46.54 ID:mi5VTYqlO
Sage忘れ すまん


17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 07:38:06.13 ID:fjS/Q13/0
>>13
ありがと
>>14
マザーズロザリオ編だけ読みました
>>15
以下略



18: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2014/12/08(月) 20:28:08.49 ID:fjS/Q13/0
>>8
訂正。兄じゃなくて、弟を思い出して辛い、でした。


19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 22:59:12.77 ID:fjS/Q13/0
アスナはボクの方を、正確にはカメラを見ていた。
穴が空くくらい、じっと。

「アスナッ……」

以下略



20: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/08(月) 23:55:38.02 ID:fjS/Q13/0
誰も、ボクらを止めはしなかった。
誰も、難しく考えることはなく、
当のボクでさえ、楽観的で、他人任せで、
ただ、彼女の肩に乗って、彼女に従った。

以下略



21: ◆/BueNLs5lw[saga]
2014/12/09(火) 00:33:55.74 ID:t0tUka2h0
「ユウキ、今、笑った?」

アスナの方を見る。
線の細い横髪を耳にかけながら、彼女はボクに話しかけた。
車内で向かい側に座っていた男性が首を少しもたげた。
以下略



34Res/23.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice