過去ログ - にこ「あんじゅちゃんと素敵な運命」
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2: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:53:40.12 ID:xHpgljHm0
―― 一月五日 UTX学院 レッスン室

スクールアイドルという枠を既に越えているA-RISE。

今年開催されるラブライブで優勝し、本格的なアイドルデビューが予定されていること。
以下略



3: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:54:16.15 ID:xHpgljHm0
まるでライブ前のような緊張感のある空気を醸し出すあんじゅに、気持ちを切り替えながらツバサと英玲奈が答えた。

小さく息を吐き、にこの笑顔を思い出して告白する。

「私はA-RISEの爆弾になっちゃったの」
以下略



4: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:54:51.02 ID:xHpgljHm0
ファンの夢よりアイドルにお金を稼がせることが優先。

その場合は、彼氏が発覚しても涙の会見をしてアイドルを続けさせる。

ただ、当然ながらそのグループ全体に疑惑が残り、ファンを辞める切っ掛けを与えることに繋がる。
以下略



5: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:55:33.74 ID:xHpgljHm0
その冗談が本人から告げられたことを再認識し、頭が痛くなった。

痛みの中で開きかけた口を強い意思で閉ざす。

今口を開けば何を言ってしまうか分からない。
以下略



6: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:56:58.73 ID:xHpgljHm0
「……」

閉じていなければ何かしらの悪意ある言葉が出そうだったツバサの口は、呆気に取られるように開いたまま。

一方の英玲奈はポーカーフェイスを崩すことなく、何を考えているか分からない。
以下略



7: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:57:37.96 ID:xHpgljHm0
メンバーから外して、新しい子をスカウトして新たに活動するか否か。

私ってば本気で混乱してるみたい。

ツバサは自嘲すると考えるまでもない答えを探そうとしていた自分を恥じた。
以下略



8: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:58:13.01 ID:xHpgljHm0
子供の頃から夢だったプロのアイドルになることが現実的になり、少し臆病になっていたのかもしれない。

自分らしさを見失うなんて、それこそアイドル失格。

「私としての意見はこれだけ」
以下略



9: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:58:56.14 ID:xHpgljHm0
射抜く程強い視線を受け、それでもあんじゅの瞳は揺れ動くことはない。

「彼氏ならぬ彼女ね。天然だと思ってたけどまさかそっちに走るとは考えもしなかった」

「私だってあの子に逢うまで想像してなかったわ」
以下略



10: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 20:59:49.46 ID:xHpgljHm0
「でも、」

「でもじゃないわ。もうこの話はおしまいよ。練習方法も色々と改善しないといけないわね」

「練習方法を?」
以下略



11: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 21:00:31.72 ID:xHpgljHm0
「当然ながら今までよりも振り付けを覚える時間も短縮されるから精神的に過酷になるかもしれない」

「でもそういうのを乗り越えて、当たり前にこなせるようになって本物のアイドルと呼べるようになると思うの」

前々から考えていたのだと思わせる堂々としたツバサの意見。
以下略



12: ◆2KF.0JG/i6/M[saga]
2014/12/25(木) 21:01:11.66 ID:xHpgljHm0
「まだ経験したことないけど、恋するとどうしようもないって聞いてるしね。しょうがないわよ」

「是非今度あんじゅを篭絡したという少女をここに連れてきて欲しいな」

「それいいわね。私も是非会ってみたいわ」
以下略



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