過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
↓
1-
覧
板
20
100
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:20:06.08 ID:YFKlq4sxo
ペルソナを傍らまで引き戻し、白鐘は、長門とみくるにそう告げた。そして、帽子の鍔を直しながら、再び悪魔の群れに向き直る。その体を包む青い光が一層強くなると同時に、白鐘のペルソナは、高くへと飛び上がり、その直後、中庭中を乱れ舞った。
暗い空間に、光の帯を残しながら、悪魔たちの首を次々と斬り捨てて行く、白鐘のペルソナ。やがて、群れの半数ほどが霧散し、その向こうに、ネビロスの姿が見えた。その一筋の道を、白鐘のペルソナは、剣を構え直しながら突き進んでゆく。
「喰らえ!」
以下略
101
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:22:13.14 ID:YFKlq4sxo
「く……スクナ―――」
「待って」
以下略
102
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:24:02.80 ID:YFKlq4sxo
白鐘が、わずかに声を上げた。長門のペルソナが、白鐘の顔へと首を伸ばしたかと思うと、次の瞬間、真っ白な舌を出し、その頬をちょん、と舐めたのだ。
「完了した」
直後に、長門がそう呟く。
以下略
103
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:26:02.15 ID:YFKlq4sxo
「突き破れ―――スクナヒコナ!」
白鐘のペルソナを、わずかに白みがかった光が包み込んでいる。その光に触れた悪魔が、片っ端から気体へと変わり、夜の中庭の大気に混じってゆく。やがて、白鐘の剣は、悪魔の群れを文字通り突き破り、その先に立つネビロスのもとへとたどり着いた。
一閃。白鐘の剣は、ネビロスの体を覆う光を突き破り、その灰色がかった体を、横一文字に切り裂いた。ネビロスの手の中のランプが砕け散り、炎が火の粉となって、あたりに散らばった。上半身と下半身を分けられたネビロスは、再び、あの不協和音的念動音を立てながら、その場に崩れ、徐々に霧散してゆく。
以下略
104
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:28:02.24 ID:YFKlq4sxo
「そうだ、急がなきゃ……あっ、でも、戦闘はもう、終わっているみたいです……人の反応が、全部で八つ……あれ、さっきより少ない?」
「校庭から、彼の反応が消滅している」
以下略
105
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:30:03.46 ID:YFKlq4sxo
「白鐘直斗は私が背負う。あなたは先に逃げて」
長門に促され、校庭を目指し、みくるが駆け出した、その時―――。どん。と、音を立てて、みくるの顔面が、何かにぶつかった。
以下略
106
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:32:02.14 ID:YFKlq4sxo
大体、わかった?
一体、何を分かったというのだろう。この少年は、目の前に広がっている非現実的光景に、違和感を覚えることはないのだろうか。それに、自分が命の危険に晒されていることも、気に留める様子すらない。
混沌とした光景を前にした少年は、ブレザーの胸元から、何かを取り出す―――それは、黒縁の眼鏡のようだった―――。それを装着し、少年は、レンズの向こうで、どこかぼんやりしていた目つきを、鋭いものへと替えた。
以下略
107
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:34:02.73 ID:YFKlq4sxo
………
以下略
108
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:36:02.68 ID:YFKlq4sxo
てっきり、部室に案内されると思っていた俺は、校庭の中心に集まっている花村たちを見つけ、すこし驚かされた。
「これほどの人数になりますと、部室は狭いですから。それに、周囲が見渡せたほうが安心できます」
理由を述べられて、なるほどといった気分だ。
以下略
109
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:38:02.39 ID:YFKlq4sxo
「そいつらが、私たちの敵の名前……ってことなの?」
「ああ、多分な」
以下略
172Res/256.76 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1420621202/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice