過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
1- 20
817:名無しNIPPER[sage]
2015/11/24(火) 23:26:26.87 ID:eNnNMtKDO
行間スペースは今のままでいいと思う


818:名無しNIPPER[sage]
2015/11/25(水) 14:09:17.61 ID:60H7igIi0
正直そのレベルの変更ならわざわざここで訂正しなくてもハーメルンの保管庫に訂正して載せとくぐらいのほうがいいと思う
本人的にはどうしても気持ち悪くて訂正したいんだろうけど


819: ◆JzBFpWM762[sage]
2015/11/28(土) 13:20:14.60 ID:Bs1pyZnWO
国際情勢の問題で明華の回想の一部を削除することにしたので補うのに少し時間をください
次の更新は来月頭くらいにはできそうです


820: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:20:07.46 ID:7Izo+H9No
淡「だよねー! やっぱサキとは気が合うなあ、もうサキの学校に転校しちゃおっかな」

 他方、図らずも同調されることが続いた淡の機嫌はたちどころに回復し、いかにもその場で思いついたようなことを口にしてすっかりご機嫌だ。
 ――だからそのとき、咲は転校だなんだという話を真に受けなかった。
 それは先輩への可愛らしい反発心の発露か、もっとわかりやすく会話にメリハリをつける何かで、その場限りの冗談だと思っていたから。
以下略



821: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:21:10.61 ID:7Izo+H9No
淡「私としてはインターハイおわったら転校してもいいって感じなんだよね。テルいなくなるし、そうなったら別に白糸台じゃなくていいし」

 インターハイが終わったら、というのは国民麻雀大会や世界ジュニアなどその後を意識してのことだろうか。

咲「もしかして、お……照さんと戦いたいんですか?」
以下略



822: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:22:07.45 ID:7Izo+H9No
淡「で、どうなの? 私がサキの学校いくのってどう思う?」

 咲はその質問の答えに窮した。意味が推し量れなかったのではない。自分がいくことになったら咲は、どう思うのか。そういう話。軽々とそんな話をするのはひとえに二人の学校が共に都内にあるからだろう。なぜそんなたとえ話をするのかという特に今大事とも思えない理由を考えながら――必死に嫌な可能性を頭から追い出し考えないようにして――絞り出すように答える。

咲「え……っと、どっちでも」
以下略



823: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:23:14.83 ID:7Izo+H9No
淡「んん、これは困った……」

 ついに答えを引き出せないと悟ったのか、不満を主張するようにずっとふくらませ続けていたリスのような頬をやめ、淡は長考するように表情を固くすると、手元のグラスに浮く赤いストローを口に含み「むーっ」、これみよがしに音を立てて啜る。そうしていくらか飲み下してから口を離し、「私の麻雀しらないのかなあ」、ひとりごちるようにぼそりと呟く。しかしその頃には葛藤の念が強まっていた咲の耳にそのわずかな音を拾う注意深さは失われていた。

誠子「残念だったな、振られて」
以下略



824: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:35:38.24 ID:7Izo+H9No
淡「うわ、濡れた……」

 倒れそうになった際、激しく揺れたせいで中身の一部が跳ね、水兵服のような制服の首元から胸のあたりにかけてを点々と濡らしていた。一応、テーブルにもこぼれていたがそちらは大したことなかった。

誠子「お前が受け止めた感じだな……拭いてもらったほうがいいぞ」
以下略



825: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:36:35.82 ID:7Izo+H9No
「お、お待たせしました! アイスモカになります!」

「すみませーん、注文したいんですけどー」

「はっ、はい、ただいま!」
以下略



826: ◆JzBFpWM762[saga]
2015/11/28(土) 22:37:46.71 ID:7Izo+H9No
咲「あの、これ……使ってください」

淡「え?」

 驚いたような淡の声。それもそうだろう。咲が抜きだし、淡に向けて差しだしたのはハンカチ。ただのハンカチだった。
以下略



1002Res/901.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice