過去ログ - 佐々木「一つ、お願いがあるんだ」
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113:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:06:29.99 ID:IwlMUGAtO

それからの数日は、俺の悪い予感が的中したかのように何の突破口も見い出せないまま過ぎていった。

そんな折、部誌の製作にあたって早々に書き上げた長門、古泉と異なり朝比奈さんは四苦八苦していた。

以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:07:50.72 ID:IwlMUGAtO

未来、か。SOS団に入ってからというもの、未来というものが何なのかよくわからなくなったな。

なんせ俺にとっての未来の出来事を、未来人から既定事項扱いされちまうんだからな。

以下略



115:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:09:46.09 ID:IwlMUGAtO

その夜俺は朝比奈さんと、慣れ親しんだ例の公園、またの名を変わり者達のメッカにて再び合流した。

「何でキョンくんがお願いした時はすぐに時間遡行の許可が出るんでしょう。

以下略



116:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:11:12.63 ID:IwlMUGAtO

立ってるのか寝転んでるのかもわからない状態だ。天地無用のシールでも貼っておくべきだったか。

と、突然足に確かな重みを感じ、その拍子に瞼を開くと俺は長門の家の前にいた。

以下略



117:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:12:50.56 ID:IwlMUGAtO

長門がポットから急須にお湯をコポコポと注ぐ傍ら、俺と朝比奈さんは机に向かって座す。

俺が小説を書いてこの部屋に呼ばれた日は、長門的には二日連続で俺にお茶を出していたことになるのか。

以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:15:11.33 ID:IwlMUGAtO

「わからない。でも、それが無ければあなたがこの時間平面に来た時点で私の力は封印されていたはず」

まあ……良くわからん奴のことは考えても仕方ないか。

以下略



119:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:17:03.99 ID:IwlMUGAtO

そうだ。

かつて俺はハルヒによる世界改変をギリギリのところで防いだ。一年の5月のことだったか。

以下略



120:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:20:04.77 ID:IwlMUGAtO

長門によって例の情報がハルヒに送られた。

日曜日の夜、つまり、本来俺がいる時間で言うと明日の晩に自動的に開封される設定だ。

以下略



121:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:20:38.10 ID:IwlMUGAtO

「ここってやっぱり北高よね?」

俺の隣にしゃがみ込み不安を少し顔に浮かべたハルヒが、俺にそう問いかけてくる。

以下略



122:名無しNIPPER[saga]
2015/03/29(日) 01:21:16.76 ID:IwlMUGAtO

「なあ、お前……本当にハルヒか?」

「何言ってんのあんた、大丈夫? あ、やっぱり鍵開いてたわ。ほら、さっさと行くわよ」

以下略



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