過去ログ - 櫻子「めぐみの雨と、恋で咲く花」
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4:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:27:41.67 ID:JxUSEnW0o
「電車で……何時間くらいかな。結構かかるよ」

「もう部屋は決まったの?」

「うん、そんなに大した部屋じゃないけどね。一人暮らしって初めてだから、ちょっと不安かな」
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:28:19.64 ID:JxUSEnW0o
「ありがとね、めぐみ」

「え……なにが?」

「めぐみのおかげで今まで楽しかったし……つらい時も頑張れた。もしめぐみがいなかったらどんな高校生活だったか……想像もつかないよ」
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:03.13 ID:JxUSEnW0o
「めぐみのこと、あんまり知らなかったけど……だからこそ、付き合ってみようって思った。今思えば、この子のことをもっと知りたいってその時に思ってたわけだから……第一印象の段階で、私はもうめぐみが好きだったんだよね」


撫子らしい、と思った。こんな考えができるところに、私は惹かれたのだ。

以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:30.40 ID:JxUSEnW0o
「めぐみ」


無意識に今までを振り返っていたところに呼ばれて、はっとなった。

以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:29:58.31 ID:JxUSEnW0o
「…………」


長くもなく、短くもない時間が流れて、愛しい唇は離れた。

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:30:27.13 ID:JxUSEnW0o
   〜


「…………」

以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:30:55.27 ID:JxUSEnW0o
(今頃、何やってるのかな……)


撫子は私と違って、休みの日でもちゃんと早起きをしていそうだ。

以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:31:24.99 ID:JxUSEnW0o
   〜


桜の木は、青々と茂っていた。

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:32:03.32 ID:JxUSEnW0o
(……わかってる)


答えを探りに来たものの、その答えはとうにわかっているのだった。

以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2015/03/30(月) 17:32:56.20 ID:JxUSEnW0o
付き合い出したあの日から、キスで別れた最後まで、撫子は私のために動いてくれていた。

一緒に歩んだ、最高の日々。そんな日々にキスでピリオドを打って、新しい系譜が描けるようにしてくれたのだろう。


以下略



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