246: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:06:26.53 ID:py78Qnqv0
京太郎からビニール袋を受け取ったソックはずいぶんはしゃいでいた。そしてこんなことをいった。
「よし、衣ちゃんに頼もう! 確かブルーレイのプレイヤーがあったはず!」
247: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:10:34.79 ID:py78Qnqv0
主人を差し置いてメイドが説明をするのはどうなのか。しかししょうがないことだ。龍門渕透華はこれからの龍門渕の顔役になる。そうなってくるとやはり立場に縛られるようになる。となると、立場に見合った発言が求められるようになる。
そんな彼女である。軽々しく事情を話すわけにはいかなかった。しかも京太郎はまだ正式な構成員ではない。正式な関係者ではないのだ。そんな相手に内部の力関係を匂わすのはまずかった。建前があるのだ。
248: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:15:37.01 ID:py78Qnqv0
京太郎の答えから少し間を空けてから、龍門渕透華はこういった。
「わかりました。ではヤタガラス龍門渕支部所属の正式なサマナーとしてあなたを迎え入れましょう。
あと、報酬はアンヘルさんとソックさんが使っている口座に振り込んでおけばいいですか? それとも別? 日本円以外での支払いでもいいですよ?」
249: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:18:03.21 ID:py78Qnqv0
アンヘルとソックが何かたくらんでいるのに天江衣は気がついていたけれども、文句を言う前に連れ去られていた。
天江衣を連れ去ったのは、これから天江衣の別館に向かいそこで京太郎から受け取った限定版の漫画を楽しむためである。アンヘルがソックのハンドサインに従ったのは、そろそろ暇だったからである。
250: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:21:37.86 ID:py78Qnqv0
エピローグ
ほんのすこし時が進みインターハイ長野県大会当日。
251: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:24:35.15 ID:py78Qnqv0
京太郎が影に開いた穴を見つめていると頼りない影は口を開いた。
そして声を発した。この声というのが実に不気味だった。ささやく声なのだが、一人の人間のものではない。
252: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:27:25.75 ID:py78Qnqv0
京太郎は、自分の口を手で押さえていた。京太郎は青ざめている。
吐き気がまったくおさまらなかった。この吐き気は恐怖なのか。それとも生理的な嫌悪感のために生まれたものなのか、さっぱりわからない。
253: ◆hSU3iHKACOC4[saga]
2015/05/05(火) 01:32:16.28 ID:py78Qnqv0
お付き合いいただきありがとうございました。
次の話も一応考えているので、またここでお見せできると思います。
254:名無しNIPPER[sage]
2015/05/05(火) 01:32:30.26 ID:Ez/I6A5m0
乙でした
ワハハさんもどうやら悪魔に関わってるみたいだし
まだまだネタはありそうっすね
続編ずっと待ってます
255:名無しNIPPER[sage]
2015/05/05(火) 01:35:32.41 ID:GQhokc7d0
乙でした
256:名無しNIPPER[sage]
2015/05/05(火) 01:39:23.70 ID:je2K5ydX0
乙
デビサバしかやってないからわからんが、花田の娘、さらわれてた黒髪赤目の少女とか魔人察知アプリの少女とかが
どうなるのか。道祖神の少女どうなるんだ、宮守マジ怖い
あとプラフだよね、エンブレム。雷魔法で壊れてたし
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