過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12
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61: ◆cKpnvJgP32[sage saga]
2015/04/23(木) 16:36:36.15 ID:Tlj1fI0Po
>>59
おつー
……アッ、アーニャーーッッ!!

なんかまたヤバそうな奴が出てきましたな
以下略



62: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:18:15.27 ID:NGKYIe+ko
こんばんは

では後編投下していきたいと思います。
前編ほどキツイ表現はないとは思いますが一応諸々注意です。


63: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:18:56.38 ID:NGKYIe+ko
 アーニャが目を覚ませば、何度か見覚えのある天井が目に映る。
 寝転がっていたソファから状態を起こし、周りを見渡してみれば見慣れた間取り。

 ここが『プロダクション』であることが判別できる。

以下略



64: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:19:33.98 ID:NGKYIe+ko

「スニェーク……」

 色の奪われた外界はよく見れば、空からゆっくりと小さな雪粒を断続的に降らせている。
 あまりにもささやかな白色はアーニャでさえも窓に近づいて目を凝らさなければ見えなかった。
以下略



65: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:20:20.23 ID:NGKYIe+ko

 前に夢見装置を晶葉が完成させたときに、自慢げに語っていた理屈であった。
 当然アーニャにはさっぱり理解できなかったが、晶葉が楽しそうであったことは印象に残っていた。
 だが今目の前にいる晶葉には表情がなく、だからこそ違和感だらけの存在であった。

以下略



66: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:21:00.04 ID:NGKYIe+ko

 そして視点を元に戻せば、そこには晶葉は居らず、代わりに尾を呑む白蛇が一匹アーニャを睨み付けていた。

「キミはいったい何を夢見る?アーニャ」

以下略



67: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:21:37.74 ID:NGKYIe+ko




 扉を開けば、純白。
以下略



68: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:22:13.49 ID:NGKYIe+ko

 雪を踏みしめる音は、壊れたラジオのノイズのように単調に、一定のリズムで鼓膜に刻まれる。
 視界に映る粉雪も、まるでリピート再生するように単調で冷たさなんて感じない。
 それでもアーニャは何の疑問も思わずに歩き続ける。

以下略



69: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:23:00.45 ID:NGKYIe+ko

 その途端に雪は激しさを増す。
 暴風にも近いその降雪に思わずアーニャは腕を視界の盾にして目を細めた。
 その姿は隊長であるはずなのに、この雪のせいで表情までははっきりとつかめない。

以下略



70: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:23:44.34 ID:NGKYIe+ko

 その言葉と同時に、雪混じりの風は何か小さなものをアーニャの足元に運んできた。
 それは小さな写真立て。中には都会の街並みの中でよく目立つありふれた様式の教会。

「これは……近所の教会?」
以下略



71: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2015/04/24(金) 01:24:25.93 ID:NGKYIe+ko

 そう言って隊長は再びアーニャに背を向ける。
 身動きさえ取ることが困難な豪雪にもかかわらず、隊長はそれをまるで意に介さないかのようだ。

「言ってしまえば夢なんてものは記憶の断片を再生しているようなものだ。
以下略



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