過去ログ - 睦月「私は最強だー!」 上城睦月「艦娘?」
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2: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:36:57.09 ID:AIL+S8LD0


「吹雪ちゃん・・・、夕立ちゃん・・・!」

白い吐息をあげ、短髪の少女が雨の中の街を走っていた。ずぶ濡れであちこちに擦り傷が見られる。だが悲しきかな、この都会で彼女を気にするものは誰ひとりいなかった。寧ろ、異物として白い目を向けていた。
以下略



3: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:39:46.38 ID:AIL+S8LD0


少女に何かしらのっぴきならない事情があると判断した二人は、とりあえず彼女を望美の部屋に連れて行くことにした。

望美が服を着替えさせてシャワーを浴びるように言った。セーラー服は洗濯機にかけた後、今は乾燥機の中で回転していた。
以下略



4: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:41:19.72 ID:AIL+S8LD0


深海棲艦との決死の戦いを終えた吹雪達。彼女達を鎮守府基地内で出迎えたのは、兵士達の無機質な視線と黒い銃口だった。

「な・・・、どっ、どういうことなんですか提督!!」
以下略



5: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:42:17.46 ID:AIL+S8LD0

「考えてもみたまえ。なぜ、君たちは『在りし日の記憶』なんて持っているのかな? なぜ、見た目がふつうの女の子なのにも関わらず、身体が異様に頑丈なのかな?」

確かに変だった。どこかのアニメみたいなバリアがあるわけでもないのに、深海棲艦の弾丸が命中しても多少の傷程度で済んでいた。

以下略



6: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:43:19.23 ID:AIL+S8LD0

「さて・・・、次はどんな任務を与えようかな?」

「おのれ・・・、提督・・・。貴様ぁっ・・・!!」

以下略



7: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:44:50.26 ID:JrWdd+YU0

艤装を付けて海へと逃げ出す彼女たちを、どこからか現れた深海棲艦や兵士達が追いかけてきた。

銃弾を放ち、砲弾を撃ち込み、彼女たちを追い詰めようとする。外れた銃弾が艦娘達の学び舎を砕き、破片が飛び散る。

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8: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:46:05.21 ID:JrWdd+YU0




睦月は、震えながら事情をなんとか説明した。艦娘のことや、これまでの戦いのことなども、大まかに。
以下略



9: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:47:08.10 ID:JrWdd+YU0


気がつくと、レンゲルのベルトは腹部に勝手に装着されていた。だが、邪悪な意思が彼を操ることはなかった。

上城睦月の意思が闇を乗り越えるほど強くなったのか、カテゴリーAがその言葉通り従っているのかは彼にもわからない。だが、戦う力を得た以上、自分がやるべきことは一つだ。
以下略



10: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:48:05.68 ID:JrWdd+YU0


望美のマンションを出ると、道路には緑色のバイクが待っていた。レンゲルの愛車・グリーンクローバーだ。この緑色のバイクも、戦いを予期して自ら駆けつけて来たのだろう。上城睦月は愛おしそうに愛車を優しく摩った。

そして、上城睦月は両腕でXの字を作りながら顔を覆うようなポーズを取り、ベルトのバックルを引っ張った。
以下略



11: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:50:54.64 ID:JrWdd+YU0

東京湾へと走り出したレンゲル。

とりあえず睦月が上陸した港まで行き、進路を確認することにした。

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12: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/09(木) 18:51:27.33 ID:JrWdd+YU0

まずい。レンゲルが焦りだしたその時だった。

何処からか、光の矢が放たれ、深海棲艦の目に命中した。

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