31:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 18:18:54.19 ID:In/7zst70
−−−−−−−
「失礼致しました」
音を立てず、司令室のドアを閉める。
32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:22:44.00 ID:In/7zst70
「提督殿のこと、ご心配ですか?」
鳳翔「あ、い、いえそういうわけではっ」
両手を顔の前でぶんぶんと振る。
33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:25:47.74 ID:In/7zst70
ふと、如月ちゃんたちが遠征の報告があることを思い出した。
せめて話が終わったことぐらいは伝えなきゃな。
鳳翔「はい?」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:30:16.19 ID:In/7zst70
鳳翔「なんだか今まで上官、下官なんて意識してきませんでしたから、なんだか違和感が……」
それは如月ちゃんや鳳翔さん達の雰囲気から解る。
戦闘中はともかく、それ以外は穏やかに過ごしてきたんだろうなぁ。
35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:38:02.91 ID:In/7zst70
そう言って鳳翔さんはシュンとしてしまう。
負い目が叫び、良心が痛む。
僕に仲良くなる資格なんかないのになぁ……。
36:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:40:54.94 ID:In/7zst70
そこでようやく、鳳翔さんは応接室の方へと歩き出す。
しんどい問答だったなぁ。まぁ自分のせいなんだけど。
心の中で溜息を吐いていると、ふと、視線を感じた。
37:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:42:40.62 ID:In/7zst70
−−−−−−−
鳳翔さんの後を着いて行くと、すぐに応接室まで着く事が出来た。
そのまま鳳翔さんは扉を二回ノックする。
38:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:45:11.48 ID:In/7zst70
「そうですね。お話しで窺った通り、素晴らしい方だと思いました」
如月「そうですか〜。そう言って頂けると嬉しいです♪」
如月ちゃんだけでなく、他の皆も自慢げだ。
39:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:52:30.96 ID:In/7zst70
ようやく一人になれた。
そう一息つくと、周囲を確認する。テーブルの上に灰皿確認。吸えるみたいだな。
空気が籠らないよう窓を開け、テーブルの前のソファーに腰掛かける。
40:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:56:07.28 ID:In/7zst70
「落ち着くな」
思わずひとりごとを言ってしまう。まずいなリラックスしすぎだ。
でもまぁそれもしょうがないかもしれない。
41:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/14(日) 18:57:40.14 ID:In/7zst70
短い安息の時間を楽しんでいると、扉から小さくノブが動く音がしてきた。
ノックがない。ということは監視役の到着というわけではなさそうだ。
うっすらと目を開け、ドアのほうを確認する。
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