94:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:19:19.90 ID:8Qk0vOMw0
−−−−−−−−−−
それから車を走らせること20分。僕たちは基地の外れにやってきていた。
95:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:22:20.54 ID:8Qk0vOMw0
瑞鳳「……屋根と壁って当たり前じゃないの?」
そう言えばそうか。これより酷いところを住処にしてた時もあったからなぁ……。
間抜けな事を言っていたことに気付き、あははと乾いた笑いがでた。
96:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:23:49.52 ID:8Qk0vOMw0
瑞鳳「寮に戻るよ。どうかした?」
「ここから遠い?」
瑞鳳「んー……ちょっと、ね」
97:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:25:01.26 ID:8Qk0vOMw0
−−−−−−−−−−−−
そこから車で30分。他愛も無い会話をしつつ、何度目かの瑞鳳さんの案内の下、寮に到着した。
98:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:26:28.09 ID:8Qk0vOMw0
・・・・・・・・・・
瑞鳳さんに引きずられるままに、寮の廊下を進んでいく。
廊下は壁は打ち放しのコンクリート、床は塩ビシートに囲まれ、蛍光灯が明るく照らしていた。
99:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:27:21.73 ID:8Qk0vOMw0
よくわからない空気のまま、瑞鳳さんは目の前の扉を開けた。
食堂はかなり広く、入って左手が食事をとる場所、右手が食事の受け渡し兼調理場となっていた。
食事を取る場所には等間隔にテーブルが並べられ、その周りに椅子が配置されている。
100:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:28:36.00 ID:8Qk0vOMw0
瑞鳳「ふふっ」
よくも……よくも……。
よくもだましたなァァ!騙してくれたァァァァ!
101:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:29:37.26 ID:8Qk0vOMw0
「……」
しかしそれがいけなかった。
一人になったことで周りに意識が向くようになると、多くの視線がこちらに向いていることに気づいてしまった。
102:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:30:44.46 ID:8Qk0vOMw0
「お疲れ様です」
弥生ちゃんは僕の姿を見ると、驚いたように目を丸くしていた。
突然声を掛けたもんだから驚かせちゃったかな。
103:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/06(月) 00:32:10.47 ID:8Qk0vOMw0
矢矧「また会ったわね。番頭さん」
摩耶「……うす」
テーブルたどり着くと、矢矧さんは微笑みながら、麻耶ちゃんは気まずそうに迎えてくれた。
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