20:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:02:49.66 ID:QEdX3JPDO
「でも、もう決めちゃったしなぁ……」
「会長、理由を聞かせてもらえますか」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:25:46.51 ID:QEdX3JPDO
夜のトウキョウ租界。高層ビルが乱立した街道を、ライと二人で歩く。世話係の最初の仕事は、租界の案内だった。
良く整備された夜の街を異性と並んで歩くというのは、普通の女子ならそわそわするシチュエーションだ。
22:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 13:42:06.77 ID:QEdX3JPDO
「……すまない」
彼は言葉通り、本当にすまなそうに俯いた。それはカレンの今の言葉にではなく、もっと根本的な事への謝罪に思えた。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 14:08:43.55 ID:QEdX3JPDO
「ま、待って」
何か考える前に、そう言っていた。ライが振り向く。その表情からは感情が窺えなかった。
24:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 14:32:28.61 ID:QEdX3JPDO
ちょっと休憩
25:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 14:34:03.19 ID:aBNhUBPzo
ライカレたまらん
26:名無しNIPPER[sage]
2015/06/14(日) 17:04:37.07 ID:K3sDguxGo
懐かしいなぁ
27:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 22:00:39.59 ID:QEdX3JPDO
夜。クラブハウスの廊下で、ルルーシュはある部屋の前に立っていた。既にスザクを交えた三人での夕食を終えて、妹のナナリーを寝かせた後だ。
時刻は夜九時を過ぎた頃。綺麗な月が夜の租界を照らしている。ルルーシュが立っているのは新しく用意されたライの部屋だ。
28:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 22:27:52.68 ID:QEdX3JPDO
「で、話というのは……」
「俺がお前の保護に反対していた理由を話しておこうと思ってな」
29:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 22:51:36.86 ID:QEdX3JPDO
二日目の朝。ライは自室で目を覚ました。時刻はきっかり六時。あくび一つ無く起き上がり、自室の状況を確認。今日はアッシュフォード学園での授業体験の予定があった。
備え付けのクローゼットを開け、生徒会長から渡された学園指定の制服に袖を通す。新品特有の固さに違和感を抱いたが、すぐに慣れるだろう。慣れるまでここに居られるかは分からないが。
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