240:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 12:20:56.12 ID:oqH+Nm+DO
カーテンの隙間から漏れる光を感じて、ライは目を開けた。少し遅れて、目覚ましのアラームが鳴った。驚きもせずに止めて、ベッドから起き上がった。
体調を確認。血圧、骨格、筋肉、動悸、全て正常。若干の頭痛がある他は異常なし。いや、記憶はまだ戻っていなかった。異常ありだ。
241:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 12:37:39.94 ID:oqH+Nm+DO
近くに人の気配は無し。まだ早朝だ。大半の人は寝ている時間帯である。
(ルルーシュにしては珍しいな……)
242:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 12:55:16.34 ID:oqH+Nm+DO
この扉、ナナリーが開けたとは考えにくい。咲世子でもないだろう。そんなミスをするならば、彼女は今まで使用人を続けてこれなかったはずだ。
そしてルルーシュは昨晩から不在。となれば、第三者がこの部屋を出入りしているのか。
243:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 12:56:09.66 ID:oqH+Nm+DO
前半戦終わり。ちょっと休憩します。
244:名無しNIPPER[sage]
2015/06/30(火) 14:55:15.72 ID:N0GBunrpo
乙です
245:名無しNIPPER[sage]
2015/06/30(火) 15:40:15.65 ID:OY0mGK2oo
乙乙
246:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 21:46:59.49 ID:oqH+Nm+DO
「どうして折り鶴を?」
尋ねると、ナナリーは手元の紙切れを大事そうに撫でた。
247:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 22:12:34.41 ID:oqH+Nm+DO
「お上手なんですね」
「分かるかい?」
248:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 22:36:14.23 ID:oqH+Nm+DO
その時、玄関の方で鍵の開く音がした。咲世子が来る時間にしては早い。ルルーシュが帰ってきたようだ。
「まずいな」
249:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 22:53:10.82 ID:oqH+Nm+DO
「まったく……」
「すまない。この時間帯の訪問は、いささか非常識だった」
250:名無しNIPPER[saga]
2015/06/30(火) 23:16:40.12 ID:oqH+Nm+DO
ルルーシュは欠伸をかみ殺す。隠しきれないくらいには眠いようだ。
「その様子じゃ、午前中の授業は無理だな。学園の方には僕から伝えておく」
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