過去ログ - コードギアス 【ロスカラ】
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978: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:42:05.53 ID:vkOYs0mDO
翌日の朝、ライは生徒会室で一人、書類仕事をこなしていた。昨夜からほとんど眠っていないが、思考の方は冴えている。むしろ眠りを体が拒否しているようでもあった。


ギアス。この身に宿る絶対遵守の力。言葉一つで他者を操る恐ろしい力。

以下略



979: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:44:28.46 ID:vkOYs0mDO
「会長チョ〜ップ!」


頭に軽い衝撃。視界が揺れ、僅かな混乱が訪れる。

以下略



980: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:45:40.91 ID:vkOYs0mDO
呆れた表情のルルーシュが扉の近くに立っている。明らかに眠そうだ。朝からミレイに襲撃され、無理やり連れてこられたのだろう。


「横暴じゃないでしょ。あのライよ? 無表情で無表情でどうしようもない最強の朴念仁が驚いたのよ? 撮らなくてどうするのよ?」

以下略



981: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:47:24.91 ID:vkOYs0mDO
「はい」

「理由を聞いておこうかしら」

「記憶探しのためです。租界の中はほとんど散策したので」
以下略



982: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:48:58.47 ID:vkOYs0mDO
「……とんでもないわね、あんた」


ミレイは咎めるわけでもなく、感心したような様子だった。ライはどうしていいかわからず、ルルーシュの方を見た。目を閉じている。

以下略



983: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:51:12.42 ID:vkOYs0mDO
「下手をしたらミレイさんに、カレンの葬儀の話をしていたかもしれません」


膝の上で組んでいた手に力が込められる。ミレイが言葉を失い、ルルーシュもその瞳を開けた。

以下略



984: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:53:35.67 ID:vkOYs0mDO
「でも、そんな事にはなってないじゃない?」


「僕は危険性の話をしています。たった一か月でこれなんだ。また何か起きたとしても不思議じゃない」

以下略



985: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:55:05.16 ID:vkOYs0mDO
ミレイは瞑目しているが、その眉間には深いシワが刻まれていた。心なしか頬がひくついているようにも見える。


「前から感じてたんだけど、あなたって私たちの事を馬鹿だと思ってるでしょう?」

以下略



986: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:56:42.90 ID:vkOYs0mDO
──僕は、普段からそんなに変だったのだろうか──


「あんたがカレンを置いて逃げたとか言ったら、温厚で上品なミレイさんでもぶちギレてたかもしれないけどね」

以下略



987: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/06(日) 23:58:01.56 ID:vkOYs0mDO
『そこの』呼ばわりされても、ライはうわの空だった。


「それで、怪我とか無かったの?」

以下略



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