6:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:22:01.02 ID:kHvSRcn3O
彼女はいつまでウチにいるつもりなのだろう。
そう言えば、あのUFOはどうなったのだろうか。
彼女に見送られた俺は、何気なく川原に足を運んだ。
だが、そこにはもうなにもなかった。
7:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:22:57.54 ID:kHvSRcn3O
また、鍵を二つ開けて玄関で靴を脱ぐ。
出迎えた彼女は、やっぱり真っ白だった。
「ご飯が出来てますよ」
8:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:24:39.94 ID:kHvSRcn3O
次の日、早くに目を覚ますと彼女は昨日と同じ姿勢で、壁に体を預けて空を見ていた。
「眠ってないんですか?」
9:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:26:12.52 ID:kHvSRcn3O
俺はにやけながら、核心をついた。
「アンタは俺の見てる幻覚なんだぞ。
なのに、なんで俺の意思に反したことを言うのかね」
10:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:27:09.65 ID:kHvSRcn3O
「私は両親に愛されていました。
望むものはだいたい手に入ったし、特に不満はなかった。
なのに、とてもむなしくなったんです。
なぜ生きているのか、私には分からなかった」
11:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:28:18.63 ID:kHvSRcn3O
俺は、宇宙人に会ったのかもしれなかった。
何日かバイトを休んだ俺は、ふとそんなバカなことを思った。
食に興味のない俺は、彼女が作った料理の味すら思い出せない。
彼女がこの部屋にいたという痕跡はなにも残っていなかった。
12:オータ ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2015/07/04(土) 14:29:07.94 ID:kHvSRcn3O
アパートに帰った俺は、おばちゃんから貰ったカップ麺を作って食べた。
部屋はとても静かだ。テレビさえこの部屋にはない。
俺は塗装が剥げて、ボタンが取れかかった携帯を取り出した。
このご時世に二つ折りの携帯を持ち歩く俺は、その携帯に保存された写真をいつか見ようと思っていた。
13:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2015/07/04(土) 14:31:32.88 ID:kHvSRcn3O
普段こういった内容のものは恥ずかしいので書かないんですが、なんとなく書いてみました。
勇者「ゴキブリ勇者」
三代目「ナルトはお前に任せる」
14:名無しNIPPER[sage]
2015/07/04(土) 14:34:03.47 ID:D456JAYSO
おお、
15:名無しNIPPER[sage]
2015/07/04(土) 14:45:24.47 ID:9g1sDh/F0
良かった
乙
16:名無しNIPPER[sage]
2015/07/04(土) 22:07:10.27 ID:edXnlb/zo
まだ家出中なの?
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