17:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 16:38:17.33 ID:iBbZOZDx0
女「……? これはどうやって飲むのでしょう」
男「ああ、こうして」ッポン!
女「なるほど……ふっ!」ボン!
18:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 17:13:08.33 ID:iBbZOZDx0
男「ああ、そろそろ花火か」
女「男さん、その」
男「?」
19:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 17:15:25.29 ID:iBbZOZDx0
「――月が綺麗ですね」
20:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 17:28:59.99 ID:iBbZOZDx0
その瞬間、最後の特大花火が夜空を照らした。
オレンジ色に染まる空の下、二人の影が重なり合った。
21:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 17:52:37.35 ID:iBbZOZDx0
ザアァアァアアァ……
男「ふわぁ……まだこんな時間か……早起きしたなぁ。通り雨みたいだし、すぐ止むだろう」ピシャッ
男(やっと女さんと両想いになれた……おかげさまでぐっすりだ)ニヤニヤ
22:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/29(水) 18:09:54.06 ID:iBbZOZDx0
男「そう言えば、初めて会った時も、こんな通り雨でしたね……」
女「ええ、あの時は驚きました」
男『生憎の雨ですね』
23:名無しNIPPER[sage]
2015/07/30(木) 09:35:54.06 ID:AGXPmczCo
ここまでなのか…?続きはあるのか…?
24:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/30(木) 10:52:48.10 ID:0mdGQCl30
婆「そうかい……よくやったじゃないか」
男「でも、僕は彼女に好きすら言えずに……」
婆「……あの娘、店を出る前に私に目くばせしててね」
25:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/30(木) 11:32:20.53 ID:0mdGQCl30
男「この神社に来るのも、何年ぶりだろう……すっかり綺麗になって」
男(あの不思議な神様と過ごした夏から、およそ十年が経った)
男(ようやく僕の小説が、人に評価されるようになった)
26:名無しNIPPER[ saga]
2015/07/30(木) 11:34:44.58 ID:0mdGQCl30
終わり。
夏の空気は大好きですが、祭りの後の余韻が残る寂しさも好きです。
ついでに和菓子好き増えないかなぁ……
27:名無しNIPPER[sage]
2015/07/30(木) 11:49:02.02 ID:AGXPmczCo
和菓子は大好きです。
>>1乙楽しかった!最後まで読めて良かった
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