過去ログ - いろは「先輩と、アフタークリスマス」
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7:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:41:41.26 ID:HDGh0YhN0
生徒会室に戻り、パソコンにタイムテーブルを打ち込む。ふぇぇぇなんか社畜の予行練習みたいだよぉ。

とりあえず、前半部分を打ち込んだところでひとつ、伸びをする。……さっき、マッカン買い損ねたせいで、糖分不足だな。買いに行くか。

いろは「せーんぱい、そろそろ休憩しませんか?」
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2015/08/16(日) 17:43:51.81 ID:hHbk9UhFo
いいぞ
しえん


9:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:44:30.25 ID:HDGh0YhN0
そんなこんなで一色がちゃんとリーダ−として、みんなをひっぱり、途中、いくつかの部活と意思疎通の齟齬があったりもしたが、そこまで大きな問題もなくクリスマスイベント当日を迎えた。


いろは「みんなー!メリークリスマース!!」

以下略



10:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:45:20.64 ID:HDGh0YhN0
それだけ言ってインカムのマイクを切り、静かに、堂々と手を挙げる。一色の驚いた顔が、いやに強烈に視界に入った。

いろは「あ、はい。では舞台にどうぞ」

促されて、舞台に上がる。大志がマイクを渡してくれる。照らされるスポットライトがやたらまぶしくて、滔々と現実感を奪っていった。
以下略



11:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:47:05.89 ID:HDGh0YhN0
全部終わって帰り道。俺、一色、小町、大志の四人で帰路に着いたところだった。

校舎の玄関を出たところで小町が大げさに叫んだ。

小町「あー、いっけなーい。お醤油切らしてるんだったー。急いでスーパー言って買ってこなくちゃー」
以下略



12:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:47:41.62 ID:HDGh0YhN0
いろは「先輩、比企谷八幡先輩。あなたのことが、好きです。愛しています」

言われて、しまった。ここから今のセリフをなかったことにするとか聞こえなかったことにするっていうのは…………ムリゲーだ。

だからせめて、せめてもの足掻きだ。示すのは曖昧な拒絶。俺のやり方はこうなんだ。……それはきっと、もう変えられない。
以下略



13:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:48:43.67 ID:HDGh0YhN0
翌日、終業式放課後。

前日のうちに由比ヶ浜に連絡をし、雪ノ下と一緒に放課後に奉仕部の部室へ来てくれるよう頼んだ。

たぶん、逃げてちゃ手に入らない。きっと誤魔化してたら失ってしまう。
以下略



14:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:50:38.78 ID:HDGh0YhN0
遅くなったが、しえんありがとう


一時間後、俺は生徒会室の前に立っていた。

以下略



15:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:51:26.51 ID:HDGh0YhN0
青春とは嘘であり、悪である。

人と人とのつながりを持って、本物がほしいと喚き、結局逃げ出す。

その想いをもって、気づかせてくれる人がいなかったなら、また何度も同じことを繰り返していただろう。
以下略



16:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:52:04.78 ID:HDGh0YhN0
おまけ

いろは「わたし、結構あざとい自分好きかもです」

八幡「なんだそれ。まあ俺も…………嫌いではないが」
以下略



17:名無しNIPPER
2015/08/16(日) 17:56:17.80 ID:HDGh0YhN0
以上です。お付き合いいただけた方、ありがとうございました。

感想やらダメ出しやらほしいので、少しHTML化依頼後にさせてください。すみません


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