過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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61:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 22:27:58.29 ID:3hRxWa4eO


入国手続きを済ませ、空港ビルの外に出た時はまだ午後6時にもなっておらず、日没までにはだいぶ間があった。
空気が乾燥していて風も強いせいで、少し肌寒く感じられる。

以下略



62:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 22:57:44.85 ID:3hRxWa4eO

やがてタクシーはフリーウェイを抜けて碁盤目状の住宅地に入った。

柵も塀もない広い敷地に、ほとんど平屋建ての住居が立ち並ぶ風景。
かと思うと、突然メタリックに輝く超高層ビルが視界に飛び込んでくる。
以下略



63:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:18:27.03 ID:3hRxWa4eO

タクシーはそんな静まり返った住宅地の一角で止まった。


一見、俺が逃げ出してきた国の住宅団地みたいな7階建ての建物。
以下略



64:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:25:59.76 ID:3hRxWa4eO

キーを受け取り、エレベーターに向かう。荷物はバッグ一つだけだったが、ボーイがついてきた。

ありがた迷惑なことに、ボーイはエレベーターに同乗してきた。
俺は痩せた30手前くらいの金髪男の背中と、通過階を知らせる電光表示を交互に見つめた。ボーイは俺を振り向きもしない。
以下略



65:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:34:27.46 ID:3hRxWa4eO

部屋の前まで意味もなく着いてきてから、ボーイは去って行った。ボーイが廊下の角を曲がるのを確認してから、俺はドアノブをひねった。


部屋の間取りは、自宅のリヴィングルーム二つ分ほどの広さがあった。
以下略



66:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/23(水) 23:56:40.34 ID:3hRxWa4eO

レストランは思ったよりも空いていた。


店内は学校の教室二つを立てに並べたような細長い間取りで、これまた教室を思わせる窓が外に面していた。
以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2015/09/24(木) 00:07:50.54 ID:17NbgLAjO

ワインと卵サンドが来た。どちらも、まあまあ悪くない味だった。家族と仕事を放り出してきた後ろめたさを、俺は忘れつつあった。


正面で誰かが動いた気配がした。その時初めて、いつの間にかカウンター席に客が来ていたのに気付いた。
以下略



68:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/24(木) 00:14:17.95 ID:17NbgLAjO

「ロ○ンゼルスは初めて?」

「いえ。だいぶ昔ですが2年ほど勤務してまして。きょうも社命で出張なんです」

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69:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/24(木) 00:19:43.04 ID:17NbgLAjO

「失礼ですけど、何か心配事を抱えておいでのようね」

「……そう見えますか?」

以下略



70:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/24(木) 00:30:46.37 ID:17NbgLAjO

「ええ。そりゃ確かに『ルイーズ・レメリック』っていう、世間の通り名みたいなものはありますけど。でも最近はほとんど、こちらの名で通じるようになりました」

「『ビューティフルラブ』 ……ですか」

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