過去ログ - 千早「12色のクレパス」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:03:15.60 ID:wlnW7ggg0
 あっ、そうだもう一つ。
 ボクとしては、カッコ悪い話になるんですけど――。

 一度、響と大ゲンカしたことがあったんです。

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:07:19.49 ID:wlnW7ggg0
 そのマフラー、プロデューサーへのプレゼント用にこっそり編んでたものだったんです。
 ちょっと休憩して、ふとそれを持ちながら給湯室に行こうとしてたみたいで――。

 そこを、ボクが後ろから突き飛ばして、事務所の備品に引っかかって――。
 響にケガは無かったんですけど、マフラーは台無しになってしまいました。
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:10:30.71 ID:wlnW7ggg0
 響とは、目を合わせられない日が続いて――。
 結局、上手くいかなくて、何度も作り直しては、また失敗の連続で――。


 そうしているうちに――すごく、自分が情けなくなったんです。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:13:47.67 ID:wlnW7ggg0
 響のために編んでるんです、ってぶっきらぼうに答えました。
 だって、本当だもん――プロデューサーのために編んでたのは響ですし。

 何で、とは聞かれませんでした。
 急いで編まなきゃいけないんです、って言うと、そうかと言いました。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:16:17.26 ID:wlnW7ggg0
 そう言葉が漏れて、ハッと我に返りました。
 何を言ってるんだボクは!

 でも、プロデューサーにはバッチリ聞かれちゃってたみたいで――。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:20:16.09 ID:wlnW7ggg0
 確かに、真は皆の中で一番ハッキリとした性格の持ち主だ。
 それでいて、感情のバランスを取るのが少し苦手なのかも知れない。

 だから、後先考えず直情的になって、他の誰かとぶつかりやすい。
 この間の遊園地で、不良と揉めた時もそうだったな。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:25:02.68 ID:wlnW7ggg0
 最初は、プロデューサーも付き添うと言ってくれましたが、断りました。
 事務所の休憩スペースで、本を読んでいる響に声をかけて、屋上へ誘って――。

 そこで、ボクと、プロデューサーが編んだ手袋を、響に差し出したんです。

以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:29:10.01 ID:wlnW7ggg0
 響に女子力を教わるなんて、思わなかったよ、って精一杯強がってみましたけど――。
 嬉しさと安堵感で、涙と鼻水がグチャグチャになっちゃって――へへっ。

 それで、響に習いながら、二人で手袋を編むことにしたんです。
 プロデューサーにあげるための、飛びっきりにキャピキャピの可愛いヤツを!
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:32:41.26 ID:wlnW7ggg0
 ――そう、あの事務所の壁に掛かっている絵。
 あれ、ひょっとして――あぁ、やっぱり、雪歩から聞いたんですね?

 千早が、弟の優君のスケッチブックを持ってきて――クレパスも買って来ました。

以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:35:45.88 ID:wlnW7ggg0
【3】

 あぁ、いたっ!
 善澤さん、はいさーい!

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:38:27.78 ID:wlnW7ggg0
 うーん、よし、決めた!
 生っすかサンデーでの、とあるエピソードについて話すことにするぞ!

 えっ?

以下略



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