6:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:52:24.69 ID:xZ6UgjFK0
幼なじみの南ことりと、高校生の頃の後輩であった小泉花陽。
仕事から帰れば、いつも二人が出迎えてくれる。
7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 02:53:26.36 ID:xZ6UgjFK0
もう一つの影の花陽は、相変わらず少しばかり恥ずかしそうにおどおどと海未の腕にしがみついた。
腕にあたる花陽の服越しでも伝わる柔らかな胸の感触に、前屈みになりたいようなトイレに駆け込みたいような気持ちになる海未であったが、その花陽の表情が少ししょんぼりしているようなことに気付き、問いかける。
8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:08:50.99 ID:xZ6UgjFK0
海未の問いかけに慌てたように笑顔を取り繕う花陽を見たことりは、海未ちゃんに嘘ついちゃだめだよ、と耳打ちする。
海未「本当ですか?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 03:09:43.03 ID:xZ6UgjFK0
今にも誰かに助けを呼びたげな顔で海未を見上げる。
目尻に小粒の涙をたずさえた上気した頬に見つめられた海未は、たまらず2人を引き剥がし風呂場へと駆け込んだ。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 03:10:27.74 ID:xZ6UgjFK0
花陽から事情を聞いていることりは、花陽の頭を撫でてにっこり微笑む。
ーーそんなに心配しなくてもいいのになぁ。
11:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:29:35.66 ID:xZ6UgjFK0
◇◇◇
海未「ふぅ……」
12:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:30:29.17 ID:xZ6UgjFK0
ことりや花陽と比べると、決して肉付きがよいとは言えない体についた水滴を、バスタオルで丁寧に拭いてゆく。
以前ならばゴシゴシと乱雑に拭いていただろうが、二人が心を込めていつでも柔らかなままに使えるように丁寧に洗っていると知ってからは、海未も心を込めて優しく扱うようになった。
そのせいか、まるでことりと花陽の全身で体を拭かれているような気持ちになり、体が熱くなる。
13:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/07(月) 03:31:26.83 ID:xZ6UgjFK0
リビングに戻ると、待っていたかのように夕食をちゃぶ台の上に並べ始めることりと花陽を眺めつつ、部屋を見渡す。
海未の給料で借りれる部屋であるため、広くはないし、壁も薄い。
14:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 03:34:06.95 ID:Uf/heuEoO
あくしろよ
15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 03:48:37.94 ID:xZ6UgjFK0
そうこうしている間に、目の前にはとても美味しそうな食事が並び終わっていた。
そういえば先ほど花陽が今日の夕食担当だと言っていたことを思い出し、花陽に微笑みかける。
16:名無しNIPPER[sage]
2015/12/07(月) 03:51:22.16 ID:xZ6UgjFK0
海未「…………ふむ」
花陽「あわわわ」
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