過去ログ - どうにも、比企谷八幡は彼女のお願いに弱い
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42: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:10:11.18 ID:OGSx2FlX0

堤防を降りて京葉線沿いに道を辿っていけば、目的地である海浜幕張駅が見えてくる。
時間帯はちょうど部活を終えた学生やサラリーマンの帰宅時間に当たるためか、それなりにすれ違う人が多い。駅前の商業施設のネオンが夜闇を煌々と照らし、昼とは違った顔を見せ始めていた。

「とりあえず駅前広場まででいいか?」
以下略



43: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:11:10.53 ID:OGSx2FlX0

「ほれ。じゃあここで」

「ありがとう。鞄も受け取るわ」

以下略



44: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:13:32.34 ID:OGSx2FlX0

確認したら?と目で問うてくる。つーか猫の手タイプの手鏡っすか雪ノ下さん。自分の髪云々よりそっちの方が気になっちゃうレベル。ゆきのんってばマジ猫大好きフリスキー。まあ一応心配?されてるようだし?。一応ね一応。

「おお……これは」

以下略



45: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:15:21.15 ID:OGSx2FlX0

「……別に気にすんなよ」

「いいから。……はい出来た」

以下略



46: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:16:17.09 ID:OGSx2FlX0

「じゃあここで」

ここまで来れば大丈夫だろう。そう思って、別れを告げようと隣の雪ノ下を見やる。

以下略



47: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:17:11.35 ID:OGSx2FlX0

差し出されたミニペットボトルのカフェオレを受けとって手の平でこねこねすると、じんわりとした暖かさが手の平に広がっていく。ありがてえありがてえ。

「安いタクシー代で申し訳ないけれど」

以下略



48: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:19:25.18 ID:OGSx2FlX0

雪ノ下は変わった。それ自体は前から言われてはいたが、あらためてそう感じる。
かつての雪ノ下と、今の雪ノ下。両者は同じ人間でも、やはり違うように思えた。
それに優劣をつけることはない。ただ、こうして色々な姿を見せてくれるようになったことは、少しだけ嬉しかった。

以下略



49: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:22:26.82 ID:OGSx2FlX0

「ああ。また明日」

こくりと頷いて、雪ノ下はゆっくりと歩き去っていく。

以下略



50: ◆.XibMUKIvI[saga]
2016/01/20(水) 00:24:01.70 ID:OGSx2FlX0
山なしオチなしで申し訳ないですが、こういうのが好きなもので
読んでいただいてありがとうございました


51:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/20(水) 00:30:00.59 ID:+M754cROo
乙です


52:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/20(水) 00:58:48.55 ID:whm6hSYbo

こういう短編すき


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