過去ログ - 俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』
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1:1[sage]
2016/03/12(土) 00:33:45.09 ID:fXDvOLLe0
ガガガ文庫 渡 航 著 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」SS

10巻、冬休み明け間もない頃の話という設定です。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:1[sage]
2016/03/12(土) 00:35:26.71 ID:fXDvOLLe0


「――― 壁ドン?」


以下略



3:1[sage]
2016/03/12(土) 00:36:42.25 ID:fXDvOLLe0

結衣「でも壁ドン…かぁ…」由比ヶ浜が片手でぽわぽわとお団子髪を弄びながらそれとなく横目で俺を見た。

なんぞと返した俺と目が合った途端、慌てて横を向いてしまったが、その仄かに赤くなった耳を見ればさすがに鈍い俺といえどもピンとくる。

以下略



4:1[sage]
2016/03/12(土) 00:37:47.07 ID:fXDvOLLe0

雪乃「由比ヶ浜さんの説明が拙いのはいつものことだから仕方ないとして ――― そもそもどうしてそんな話になったのかしら?」解せないわ、とばかりに雪ノ下が小首を傾げる。

どうやら由比ヶ浜をフォローしたつもりらしいが、残念ながらまるでフォローになっていない。むしろ追い討ちに等しい。こいつってば相変わらず他人のこと慰めるのとか超下手なのな。

以下略



5:1[sage]
2016/03/12(土) 00:39:24.13 ID:fXDvOLLe0

一色「と・に・か・く、葉山先輩なんかに壁ドンなんかされちゃったら、もう、どんな女の子だって即オチですよ、即オチ」

俺や由比ヶ浜と同じクラス、つまり2年F組のリア充グループのリーダー、葉山隼人は一色が生徒会と掛け持ちでマネージャーを務めるサッカー部のキャプテンでもある。

以下略



6:1[sage]
2016/03/12(土) 00:40:27.08 ID:fXDvOLLe0

一色「…でもあのふたり、最近仲が良すぎちゃって、正直ちょっと生徒会室にいづらいってのもあるんですよね」

もの憂げな感じで小さく呟く一色に、俺たちはそろって顔を見合わせる。

以下略



7:1[sage]
2016/03/12(土) 00:41:48.68 ID:fXDvOLLe0

八幡「ま、アレだ。壁ドンだの顎クイッとか言ってもだな、好きでもなんでもない男がやったら、それこそただのパワハラやセクハラ扱いされるだけなんじゃねぇの?」

だいたいなんだよ萌えシチュって。シチュー焼いたらそれもうフツウにグラタンだろ。

以下略



8:1[sage]
2016/03/12(土) 00:42:53.42 ID:fXDvOLLe0

一色「でも、壁ドンに関して言えば、確かに先輩の意見にも一理あるかも知れませんね」一色が何事か考えるかのように人差し指を頬に当てる。

ダブらせたカーディガンの袖口から覗く、その白くて華奢な指先が狙い過ぎててなんかあざとい。お前それわざとワンサイズ上の服選んで着てんだろ?

以下略



9:1[sage]
2016/03/12(土) 00:44:16.23 ID:fXDvOLLe0

一色「あ、そうだ!だったらいっそのこと、実際に試してみませんか?」


八幡「あん?」
以下略



10:1[sage]
2016/03/12(土) 00:45:28.04 ID:fXDvOLLe0
今日はこんなところで。続きはまた明日ノシ


11:名無しNIPPER[sage]
2016/03/12(土) 01:16:55.26 ID:egPvVEN2o
乙です
期待しています


12:名無しNIPPER[sage]
2016/03/12(土) 01:49:15.78 ID:kg+87Q8Jo
黒猫withなんたらかんたら


13:名無しNIPPER[sage]
2016/03/12(土) 04:50:26.58 ID:B9iIwHed0
さすがいろはす
余計なことを次々と思いついちゃう


14:名無しNIPPER[sage]
2016/03/12(土) 15:06:54.29 ID:EBE/QH8dO
八幡が壁ドンやら床ドンやらされるのが前あったなぁ


15:1[sage]
2016/03/13(日) 00:04:36.61 ID:liDu2/2B0

八幡「…なんだそりゃ」ヒクッ


…いきなりレッツとかトライとかって、家庭教師でも派遣するつもりかよ。
以下略



16:1[sage]
2016/03/13(日) 00:06:38.41 ID:liDu2/2B0

一色「んもぅ、せんぱぁーい、立ってると寒いんだから早くしてくだーさーいー」両手で肩を抱いた一色がぴょんぴょん跳ねながら鼻にかかった甘え声を出す。

八幡「…だから誰もやるだなんて、ひとっ言も言ってねぇだろ」お前人の話をちゃんと聞きなさいって学校で習わなかったのかよ。

以下略



17:1[sage]
2016/03/13(日) 00:08:04.83 ID:liDu2/2B0

一色「でも、こんな可愛い後輩女子に壁ドンできる機会なんて、先輩のセミのように短い一生の中で滅多にないことなんですよ?!しかも今なら無料(ただ)ですよっ、無料っ!」

八幡「…この際だからお前が可愛かどうかはともかくとしてだな、それ以前に何で俺の一生が短いことが確定事項みたくなってんだよ」

以下略



18:1[sage]
2016/03/13(日) 00:09:20.32 ID:liDu2/2B0

八幡「ま、とにかく、そういう事だ、一色。どうしてもやりたんだったら、他当たれ、他」

一色「えー、そんな事言われても私、先輩の他にこんなこと頼めそうなキモい男子に心当たりないですし…」

以下略



19:1[sage]
2016/03/13(日) 00:10:42.02 ID:liDu2/2B0

結衣「…えっと、いろはちゃん、それって同じクラスの男子とかじゃダメなの?」由比ヶ浜が遠慮がちに口を挟む。

八幡「お、それだ!由比ヶ浜が珍しくいいこと言った!」お父さん思わず感動しちゃったよ。

以下略



20:1[sage]
2016/03/13(日) 00:11:50.72 ID:liDu2/2B0

雪乃「一色さん、それはつまり、“年上の男性が好き”ってことでいいのかしら?」

一色「あ、そうですそうです!そんな感じです!」

以下略



21:1[sage]
2016/03/13(日) 00:12:42.64 ID:liDu2/2B0

八幡「だったら俺じゃなくて戸部にでも頼んだらどうなんだ?あいつなら同じサッカー部だし」

結衣「あ、それいいかも!いろはちゃん、とべっちなんてどう?」

以下略



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