82: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/05(日) 22:13:29.70 ID:y3rgRIdpo
「ほらな。だから言ったのに」
「……ほんの少し熱かっただけさ。キミが飲めるのなら、ボクにだって」
83: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/05(日) 22:18:29.30 ID:y3rgRIdpo
「……えっ?」
不意に名指しされ、間の抜けた声が出てしまう。
ボクを、何だって?
84: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/05(日) 22:20:28.87 ID:y3rgRIdpo
今日はここまで。
思ったより進みませんでしたが、佳境ではあるのでちょこちょこ更新していきたいです
85: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/08(水) 23:36:28.80 ID:6KGN/Wqko
そうして行き着いた先は……屋上だった。
こんな時間だ、ひと気もなくて都合が良い。懸念事項として探し当てられやすくはあるが、どうでもいい。いっそのこと雨にでも打たれたい気分だ。空は真っ白な雲が優雅に青い海を泳いでいて、降ってきそうにもなかった。
86: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/08(水) 23:38:47.99 ID:6KGN/Wqko
「……」
静けさが心に突き刺さる。
彼と過ごすセカイに、こんな痛みが伴うなんて。
87: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/08(水) 23:50:12.24 ID:6KGN/Wqko
見つけてくれるって、言ったのに。
自ら隠しておいてどの口が、とキミは思うだろう。でもボクは見つけて欲しかったんだ。伝えることも出来ない、この想いを秘めてしまったボクのことを。仮面の下のボクを。
キミなら解ってくれると期待して。
キミとなら解り合えると、勝手に勘違いして。
88: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/08(水) 23:54:46.11 ID:6KGN/Wqko
追加修正
>>79
デスクに座りPCのモニターから顔だけをこちらへ覗かせた彼を、一目見ただけで心臓が跳ねた。
昨日の今日だ、過剰に意識してしまうだろうことは予想していたが……予防線をはるかに突き抜けていった。
89:名無しNIPPER[sage]
2016/06/09(木) 10:32:07.04 ID:92m66/FPO
こんなこと言うのもKYだけどあすかわいい
乙
90: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/09(木) 22:54:41.00 ID:bDDqJSQvo
>>83
訂正
目の前にいる既知の14歳の少女が違う生き物にでも見えたのだろう。
91: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/09(木) 23:09:36.79 ID:bDDqJSQvo
飛鳥のめんどくさ可愛いところが表現できていればいいのですが……大詰めですしね
あとは駆け抜けるだけなので、もう少々お付き合い頂けたら幸いです
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