90: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/09(木) 22:54:41.00 ID:bDDqJSQvo
>>83
訂正
目の前にいる既知の14歳の少女が違う生き物にでも見えたのだろう。
91: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/09(木) 23:09:36.79 ID:bDDqJSQvo
飛鳥のめんどくさ可愛いところが表現できていればいいのですが……大詰めですしね
あとは駆け抜けるだけなので、もう少々お付き合い頂けたら幸いです
92: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:11:18.77 ID:2YZyh0JIo
「……ごめんな」
あと少し、あと少しと心の中で唱えている間に彼が痺れを切らしたようだ。
ここまでボクが何の反応も示さなかったから、いたたまれなくなったのかな。
93: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:13:20.01 ID:2YZyh0JIo
「どんな飛鳥も、飛鳥だよ」
……?
どんなボクも、ボク。
94: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:15:03.31 ID:2YZyh0JIo
「前に話したよな。アイドルになれても少し経って辞める人も多いって話。俺が担当してきた中にもいたんだが、そのうちの一人の辞めた理由がな……後から上司に聞かされて、ずっと引きずったままプロデューサーしてるよ」
彼の心にいつまでも居座っているほどの理由、ね。
理想と現実の乖離から続けられなくなる人が多いのなら、それで辞められても慣れで済ませられるはずだ。
95: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:16:56.69 ID:2YZyh0JIo
「キミが恐れているのも理解る。余計な感情を抱かせて、つらい想いをさせたくないっていうんだろう?」
「……そうだな。自意識過剰みたいな言い方になるから、凄く恥ずかしいけど」
96: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:19:00.88 ID:2YZyh0JIo
「笑うなよ。お前達のファン1号は俺なんだからな」
「なら、キミは相当に恵まれたファンみたいだね。アイドルとこうして触れ合えるファンなんて、そうはいないんじゃないか?」
97: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/11(土) 23:26:46.23 ID:2YZyh0JIo
「……そうだな。虫が良すぎる、よな。こんなんじゃ」
ボクが重ねたままでいた手を、彼はそっと握り返してきた。
彼は覚悟を決めたようだ。顔を見られないよう俯いていたボクは、そんなことも忘れて顔を上げる。
98: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/06/11(土) 23:31:40.91 ID:2YZyh0JIo
あと1〜2回の更新で終わると思います
こんなに長くなった割に内容が無いよう状態になっている気がして反省点しかないです
99: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/06/12(日) 22:03:33.42 ID:SF7aGoloo
「――飛鳥、気分はどうだ? 体調は悪くないか? 水ならあるぞ? それとも何か……ああでも食べ物は持ってないな。急いで買ってこようか?」
112Res/208.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。