過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―4―
1- 20
947: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/19(月) 22:49:47.24 ID:bywkiV+U0
タクミ「馬鹿だよ、あんたは。一歩間違えたら、死んでいたじゃないか。戦いに勝ったのに、その相手を助けるために命を掛けるなんて。僕が後々あんたを殺すことだってあり得るっていうのに……」

カムイ「そうですね、それもあるかもしれません。でも私の理由は変わりません、私はあなたに生きていてほしいんです。タクミさんに……」

タクミ「……だから、なんでそう……うぐっ……」
以下略



948: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/19(月) 22:53:09.36 ID:bywkiV+U0
○カムイの支援現在状況●

―対の存在―
アクアA
(カムイからの信頼を得て、その心の内を知りたい)
以下略



949: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/19(月) 22:56:10.23 ID:bywkiV+U0
今日はここまでで

 さり気にカムイの胸に顔をうずめるタクミだった。

 なんか無駄に長くなり過ぎて申し訳ない。
以下略



950:名無しNIPPER[sage]
2016/12/19(月) 23:43:27.28 ID:rfwwTb/Jo
お疲れ様
タクミもようやくだなあ…ずっと追ってるから感無量というかなんというか
しかしこのスレのピエリとルーナ人気は異常だと思う(こなみ)


951:名無しNIPPER[sage]
2016/12/21(水) 18:55:29.84 ID:ym/EuBpAo
おつおつ
ヒノカか…


952: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:21:45.79 ID:S6YpyFGu0
 ルーナ×ピエリ 番外

◇◆◇◆◇

 それはまさに唐突な出来事と言えた。雪が降り、目に見えて寒々しくなった暗夜王国、その王城たるクラーケンシュタイン、そこにルーナは呼び出されていた。
以下略



953: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:23:33.95 ID:S6YpyFGu0
 その初老の男は何から何まで赤いのだ。帽子も服も何から何まで赤い、こんな服で戦場を歩いていたら、すぐに的にされるのではないか思えるほどに真っ赤である。赤い甲冑ならば百歩譲る。しかしどう見ても布細工で戦う風貌にも思えない。背中に背負っている白い袋に武器があるのかと思ったが、清潔感溢れる着色が成されていて、とてもそういった武器の類が入っているようには見えなかった。
 ルーナはその絵を丹念に見た。だが、結果的に何もわからなかった。わからなければ質問する以外に道はないと顔を上げる。

「えっと、マークス様。これってなんなの?」
「ああ、その昔暗夜に存在していたというある集団の絵だ。話によると、毎年の年末にそのような格好をして街をうろついていたらしい。諸説にはこれを退治しようとした者たちもいたと聞く」
以下略



954: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:24:58.51 ID:S6YpyFGu0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

12月の24日というのはただの平日である。
その日が来たからと言って、仕事が休みになるわけでもないし、ノスフェラトゥが大量に発生するといったことが起こるわけでもない。
 朝から寒さに震えながらも、人々は己の生活をいつも通りに始める。そんな普通の日なのである。そんな普通の日、朝から暗夜王国の各地で不思議な出来事が起きていた。
以下略



955: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:26:14.42 ID:S6YpyFGu0
 例の赤い集団はこの時期、すべての人に平等に資源を惜しみなく渡していたのだそうだ。それは貴族であろうと貧困街の者たちであろうと平等に、である。つまり赤服の彼らは良いことをしていたのだという。だからマークスは思ったのだ。1年の終わり、そういった催しがあってもよいではないかと。その結果、この催しが企画され実行されるに至った。
 そしてマークスは赤が似合うだろう人物を考え、その人物としてルーナが思い浮かんだのだという。そう、完全に巻き込まれただけであった。
 白夜から取り寄せた薄い布生地のおかげで生足は防げているものの、この格好は何とも言えないものがあった。多くの男性たちはマークス王の趣味に涙を流していたが、女性たちからの視線はいささか冷たいものである。しかもその冷たい視線は一緒に仕事をする男たちに向けられていることから、マークス王の狡猾さが伺えた。

「……はぁ」
以下略



956: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:28:27.00 ID:S6YpyFGu0
「うわっ、ピ、ピエリ。いきなりなによ!!!」
「ん、ルーナどうしたの? 箱の中、何か変な物でも入ってるの?」

 ルーナが閉じた箱を指差すピエリがそこにいた。同じように赤い上着に赤いスカート、薄地の赤い靴下、頭に乗せた赤い帽子は彼女がピョンピョンと動く度に軽やかに揺れる。どう見ても楽しんでいる子供そのもので、その能天気さをルーナはとてもうらやましく思う。

以下略



957: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2016/12/24(土) 12:30:18.91 ID:S6YpyFGu0
 ルーナが属するグループが行うのはこの中央広場周辺、すでに人々が垣根のよう集まり様子を伺っていた。誰もがあの箱の中身が気になっているといった具合である。

「箱の中身、みんな気になってるみたいなの」
「話を聞いてなかったら、気になるわ。それにあたしたち、絶対怪しい集団にしか見えてないだろうし」
「えへへ、でも、みんな喜んでくれたらうれしいの」
以下略



1002Res/1060.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice