66: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/12(火) 04:53:03.60 ID:jl9oy6I4O
「ケイくんにその気がないって方が正しいでしょうけどね。
端から見てても仲が良すぎるんですよ。
だから逆に、お姉ちゃんみたいなものとしか思われてないんじゃないでしょうか。
67: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/12(火) 04:55:11.49 ID:jl9oy6I4O
「ただいま戻りました!」
「おかえりー。どこで休んでたの?」
工廠へ戻ると、ケイはコーヒーを片手に外でタバコを吸っていた。
68: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/12(火) 04:56:36.96 ID:jl9oy6I4O
「終わった、わね…」
「ああ、終わった……。」
「「よっしゃ出来たぞおおおお!!!」」
69: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/12(火) 04:58:46.55 ID:jl9oy6I4O
「くしゅんっ…!」
一方、その数時間前。
70: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/12(火) 05:00:18.02 ID:jl9oy6I4O
そして開かれた画像フォルダには、今まで何枚も撮ってきた写真が収められていた。
からかっては困り笑いをする顔や、工廠の前で誇らしげに笑う顔の彼。
彼に送り付けようと撮った、私服姿で可愛く映ろうと工夫を重ねてみた写真。
71: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:02:48.35 ID:0U9M/46cO
投下します。
72: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:03:50.48 ID:0U9M/46cO
街中に響く悲鳴や爆発音が、呻き声と燃える音に変わるまで。
一体、どれほどの時間しか掛からなかったのだろう。
肩も胸も、もうズタズタ。
痛みももう感じない、きっとアタシは助からないんだ。
73: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:05:02.18 ID:0U9M/46cO
「いやああああああああ!!!」
北上が自身の悲鳴で目を覚ますと、そこは昨夜と違う天井だった。
74: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:09:15.14 ID:0U9M/46cO
「ケイちゃーん、暇だねー。」
「大人しく寝ててくださいよ?さっきまで点滴打ってたんですし。
はい、うさぎさん。これ食べたら薬飲んで寝てください。」
「女子か君はー、アタシより上手く剥きやがってー。はい、ん。」
75: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/13(水) 15:10:26.39 ID:0U9M/46cO
『ブー!ブー!ブー!』
小さなバイブ音が鳴り、それは彼の携帯のようだ。
644Res/552.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。