過去ログ - モバP「誰かの夏と終わり」
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 23:00:20.64 ID:KLEjUIgh0
「――、うん部活、ええと、久しぶりー、元気しとった?」

「ええ、おかげさまで。そっちも元気そうだね」

「てか、帰ってきてたんだー、もうビックリしたわー。里帰りって感じ?」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 23:04:41.07 ID:KLEjUIgh0
 見せたい景色があるんです。

 そう言って実家からPさんを連れ出し、最終バスに二人して乗り込みました。

 最初はぎゅうぎゅう詰めだった車内も、市街地を抜け、終点近くになると私たちしか乗客はいなくて。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 23:06:46.16 ID:KLEjUIgh0
 でも、記憶が連鎖した先で、蓋をしたはずの、別の記憶を掘り返してしまいました。

「だけど」

 刹那、掻き消える体温。
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 22:02:07.47 ID:Si0tSdr+0
「がぶ……んなこと言ってもさぁ。行ってみないとわかんないっしょ?」

 リンゴ飴のりんごをシャクシャクさせながら、デブがのんきに言う。

 実際、そのとおりだった。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 22:03:03.18 ID:Si0tSdr+0
 近寄ることすらなかった一画にあっさり踏み入る。

 他と余り変わり映えのしない光景の中で、目に見えて人だかりができている屋台があった。 

 そこが、首藤の家の料亭が出している屋台だ。 
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 22:14:29.67 ID:Si0tSdr+0
 衣装を解いて、身体を拭いて、浴衣に着替えて、髪を上げて。

 ほんのうっすら、紅を差して。

 昂りは身体に残したままで。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/08/27(土) 22:16:42.45 ID:Si0tSdr+0
「そうだなぁ……」 

 プロデューサーは、立ち止まった。少し、考えるそぶりをみせた。

 あたしも立ち止まる。胸の鼓動が早くなる。
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2016/08/27(土) 22:22:08.17 ID:HYIBpY6DO
先輩はやめろぉ!(憤死する音葉)


18:名無しNIPPER[sage]
2016/08/28(日) 17:07:56.29 ID:Pd1wYW5i0
これでおしまいです。
お読みくださった方ありがとうございました。


19:名無しNIPPER[sage]
2016/08/28(日) 19:05:51.19 ID:jqwIV/X6o
乙です
いいね、ぐさぐさ来るねw


20:名無しNIPPER[sage]
2016/08/28(日) 19:24:25.12 ID:xzwviTHpo
乙乙
前作もよかったし次も頼むよ


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