過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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70
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:51:41.30 ID:Yu37ZZYbO
「やめるんだ!ばいきんまん!」
ぼくは自分で叫んだところで、夢から覚めたようにはっと気がついた。
以下略
71
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:52:56.22 ID:Yu37ZZYbO
気がついた時には、ぼくは真っ暗闇の中にいた。
一つだけ光を放っているのは、床に置かれた水晶玉だけで、そこにはなにかの映像が映されているみたいだった。
映像に合わせて、音も水晶玉から響いており、ぼくはそれを拾い上げて、中をのぞきこんだ。
水晶玉には泣いているメロンパンナちゃんが映し出されていた。
以下略
72
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:53:46.46 ID:Yu37ZZYbO
ぼくは背筋に寒気を感じていた。
ぼくは一体なにを見ているのだろう?
この映像がなんなのか、ぼくには全く分からない。
混乱しているぼくを気にもとめず、水晶玉はバタコさんやチーズを映した。
以下略
73
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:54:55.08 ID:Yu37ZZYbO
「そんな……?」
ぼくは状況が理解できずに戸惑った。
以下略
74
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:57:09.49 ID:Yu37ZZYbO
「ホラー、大惨事ですねー」
耳を塞いでるのに声がはっきりと聞こえて、ぼくはビクッと肩を震わせた。
以下略
75
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:58:10.06 ID:Yu37ZZYbO
「その水晶玉にはなにが見えましたか?」
「みんなが落ち込んだり怒ったりしていて……まるで世界の終わりみたいだった」
以下略
76
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 16:59:08.02 ID:Yu37ZZYbO
「そんな……ぼくのことが大好きだったなんて……」
「信じられませんか?パン工場のみんなの姿を見ても、分からないのですか?
悲しんでいたり、怒っていたりしたのは、なせだか本当に分からないんですか?」
以下略
77
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 17:00:46.94 ID:Yu37ZZYbO
「アンパンマン!」
はっと気がつくと、ぼくは木陰に寝かされていた。
以下略
78
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 17:02:16.12 ID:Yu37ZZYbO
ぶつぶつ呟いているメロンパンナちゃんと一緒に、ぼくは天井の穴から、バイキン城へ飛び込んだ。
すると、バイキンメカが白い煙を吹いて、おかしな動きをしている。
床の方では、ホラーマンがあっちにこっちに、意味のない動きをしていた。
以下略
79
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 17:03:28.24 ID:Yu37ZZYbO
やめろー!という叫び声を聞きながら、ぼくはバイキンメカを力一杯殴った。
すると、バイキンメカはさらにバイキン城に穴を開けて、空の彼方へと飛び、星になる。
口を大きく開けて、立ち尽くしていたばいきんまんの方に、ぼくは駆け寄った。
以下略
80
:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 17:04:56.13 ID:Yu37ZZYbO
メロンパンナちゃんは、もっと驚いてぼくの頭を触った。
どうやら熱を測っているらしいけど、ぼくに熱はない。
ぼくは近寄ってきたホラーマンに聞いた。
以下略
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