過去ログ - ダイヤ「あ、この写真…。」
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:12:55.38 ID:zsoczlY00
ピコン!

<かなん【今日暇してる?千歌と曜がダイビングしたいって言ってるんだけど、ダイヤもどう?】>

ピコン!
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:14:53.54 ID:zsoczlY00
しばらく横になっていると、ルビィが遠慮がちに部屋に入ってきた。

ルビィ「お、お姉ちゃん、どうしたの…?」

ダイヤ「ああルビィ、少し体調が優れなくて。朝ご飯は後ほどいただきますわ。」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:17:20.67 ID:zsoczlY00
その昼、夢を見た。

夢の中で自分は1人離れたところに立っていて、2人は背を向けてかなり前を歩いていた。
さらにその前には影が1,2,3,4……

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:20:21.15 ID:zsoczlY00
ダイヤ「っは!…はあっ、はあっ、はあっ……!」

夢だ。汗で貼りついた髪をかきあげようとして、自分の頬が濡れていることに気づく。
いけない、このままではまたルビィに心配をかけてしまう。

以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:21:54.45 ID:zsoczlY00

日が傾きかけたころ、重い身体を引きずってシーツを変えることにした。
もともと体調には問題がない。動き始めたら案外快調だった。

少し気をよくしながらシーツと枕カバーを運んでいると、買い物袋を提げた鞠莉とばったりでくわした。
以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 19:22:03.50 ID:+4o6bb1Go
期待


26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:25:56.56 ID:zsoczlY00
鞠莉「ほら、シーツが来るまでは横になれないけど、座っていなきゃ!」

ずいっと、冷えピタと薬が差し出された。熱はないと伝えたはずなのに。

ダイヤ「ひゃ、つめたっ!…ごほっ!」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:27:14.40 ID:zsoczlY00
鞠莉「そそそ、そういえばダイヤ。」

ふと意識を前に向けると、急に挙動不審になった鞠莉がもじもじしている。

ダイヤ「鞠莉さん?どうかしましたの?」
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:30:23.38 ID:zsoczlY00
果南「……ダイヤ、どうだった?」

約束通りダイビングショップに戻った私に、果南が話しかけてきた。

鞠莉「…ごめん、わからなかった。」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:32:32.88 ID:zsoczlY00
果南「私たち、ダイヤのこと全然わかってなかったのかな…。」

鞠莉「そう、かもしれない…。」

2人で散々迷惑をかけた。だからこそ、ダイヤが何か悩んでいるなら力になりたい。そう思ってダイヤのお見舞いに行った。けれど。
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:34:02.63 ID:zsoczlY00

―――

その晩、眠れなかった。

以下略



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