320:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:45:52.34 ID:SW7pyD5d0
玄野は女の子を避難させようとしているみたいだった。
玄野「あっちに向かって走ッて逃げろ。グラウンドに出れば大丈夫だと思う」
「…………」
321:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:46:58.55 ID:SW7pyD5d0
玄野は階段を下りながら銃を鞄から出して何かを呟いていた。
玄野「クラスの奴らみんな死んで……何でだよ……」
凛(……)
322:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:47:49.59 ID:SW7pyD5d0
玄野「俺が出て行った後すぐって……それなら何でクラスの奴等は全員……」
凛「……あっという間だった、一瞬でみんな殺されて……」
私に詰め寄ってくる玄野。
323:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:48:31.36 ID:SW7pyD5d0
そうやってしばらくすると、階下から大勢の人の声が聞こえてきた。
「生徒の避難は完了しているのか!?」
「安全装置解除しておけ!! 犯人がいつ現れるか分からんぞ!!」
324:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:49:53.50 ID:SW7pyD5d0
あれから二日、あの日の事は大事件となっており、連日ニュースになっていた。
白昼堂々、学校に押し入り生徒を数十人殺害した犯人は、煙のように消えて今だ見つかっていないと報道されている。
こうやってニュースを見るたびに考えてしまう。
325:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:51:58.84 ID:SW7pyD5d0
凛「……ううん、アイツ等は私の敵だった、私を殺そうとしてきた奴等、殺さないと殺されてた」
私の頭の中に記憶が蘇る、最初の緑の奴も、田中星人も、仏像も、あのチビだって私を殺そうとしてきた記憶。
凛「そう、アイツ等は私を殺そうとしてきたんだ、最初も私が殺されかけたから殺してやった。次もそう。その次、仏像もそう。チビとデカもそう、そんな奴等の為にこんな事を考えるなんて馬鹿みたい」
326:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:52:51.94 ID:SW7pyD5d0
私が今後のことを考えて、生きる道を導き出したその時、
私の部屋にお母さんが入ってきた。
「凛ー、ちょっといい?」
327:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:53:36.67 ID:SW7pyD5d0
準備が完了して車に乗り移動している。
凛「花を運ぶ用のトラックで行くかと思ったんだけど、普通の車でいくんだね」
「ああ、もう花は業者に手配して運んでもらっているからな。今日は会場で花の設置が仕事になる」
328:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:54:45.67 ID:SW7pyD5d0
ホールに到着して、会場に入った私達は、早速搬入されていた花を所定の位置に運ぶ。
お父さんもお母さんも会場の人と打ち合わせをしながら仕事をしている。
私はとりあえずは位置の確認、漏れが無いかチェックを行っている。
329:名無しNIPPER[saga]
2016/09/24(土) 11:55:33.56 ID:SW7pyD5d0
「きゃぁっ!」
「わわっ!?」
凛「大丈夫?」
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