過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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37:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:31:24.68 ID:+3HHJ9Wn0
「っ……いえ、元副隊長、でしたね」
「……お姉ちゃん」

この子……話しかけたのは私だというのに。

以下略



38:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:31:57.57 ID:+3HHJ9Wn0
「……リカ。エリカ」
「あっ……」
「コーヒー、ブラックだ……ここは私が持つ。気が済むまで飲め」

いつの間にか、私は席に着いていて、コーヒーカップが二つ、テーブルの上に並んでいた。
以下略



39:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:32:26.60 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

『大洗女子学園、八九式、ポルシェティーガー、行動不能!』

「突撃ッ! 中央広場へ急げ!」
以下略



40:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:32:59.63 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

試合の決着がついてから、私は暫くの間、放心していた。

ふと、我に返った時。あの子は夕日を背景に、緋色の優勝旗を手にしていた。
以下略



41:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:34:38.19 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「エリカ。聖グロリアーナからのメッセージ、お前も聞いているな?」

格納庫の中で飛行船グラーフ・ツェッペリンを眺めていると、背後から隊長の声。
以下略



42:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:46:12.98 ID:+3HHJ9Wn0
「……あそこには、いい理解者がたくさんいたんだろうな、と。私はあの子の事を何も分かっていませんでした。自惚れですが、私がもう少しでもみほのことを理解できていたら……今でも、アナタの横にいたのではないかと。そう思います」
「自惚れだな」
「はい。自惚れ屋なんです、私。だから、今も自惚れています。今、私に出来る事。それは、あの子がやっと見つけた居場所、私がなることが出来なかった場所を、守る為に戦うことだと。それが、本当の友達になれなかった私がせめて、あの子の為にすべきことだと」

自惚れで、気が短くて、口を開けば嫌味節。
以下略



43:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:47:04.51 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「「「ありがとうございました!」」」
「こちらこそ、お礼を言わせて頂きたいです!」

以下略



44:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:51:07.43 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜〜

「……お久しぶりです。エリ……逸見さん」
「……ええ。今日はよろしくお願いするわ、西住隊長」

以下略



45:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:52:07.49 ID:+3HHJ9Wn0


「やりましたね、エリカ隊長」

パンターから降りてきた小梅が駆け寄ってくる。
以下略



46:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:52:56.61 ID:+3HHJ9Wn0
「と、取り敢えず、前回の雪辱は晴らしたわ。次も負けないから。今回はありがとう、いい経験になったわ。それじゃ」
「えっ、あの……!」

彼女の姿をまともに見る覚悟は出来ていない。

以下略



47:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:53:47.30 ID:+3HHJ9Wn0
「誰が捻くれてるのよ」
「エリカさんですよ」
「……戻ってなんかないわ。捻くれっぱなしよ」
「本当に、もう……この天邪鬼! いつまでも逃げているつもりですか!?」
「なっ……!?」
以下略



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