過去ログ - 【君の名は。】「君の名を。」【夢と知りせば(仮)】
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 19:16:50.95 ID:lQVBXINYo
春うらら。
桜の花びらが舞い、地面には沢山の草々が生い茂っている。
天気もよく、洗濯物がよく乾きそうだ。
脳内BGMが緩やかに上がったり下がったり。
上京してから早3年。最初は人混みに慣れなかったが、いつ来たことがあるのか路線図や建物の場所も直ぐに覚えることができた
以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 19:28:09.97 ID:lQVBXINYo
会社に着き、いつも通りタイムカードを押す。
しかし、見覚えのない時間がある。
8:42
8:43
8:35
以下略



4:名無しNIPPER
2016/10/07(金) 19:37:57.64 ID:D+2c4KmZ0
改行しないと見づらい

文は期待してる


5:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 19:42:24.57 ID:lQVBXINYo
東京暮らしを始めてから早3年。去れど3年。
だんだんと疲れてくる。もしかしたら、あそこにいた方がマシだったのかもしれない。そうやって、消えた故郷を想う。
8年前。星が降った日。
1200年周期で地球にやって来る彗星、ティアマト彗星の核の一部が崩壊し、故郷糸守町。それも我が家に落ちた。
秋祭りだったその日、何故か避難訓練で被害区域の人が全員高校の校庭にいて、死者は0名。まさに奇跡の日だった。
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 19:59:31.69 ID:lQVBXINYo
自分のアパートの部屋に着き、ベッドに転がる。ご飯を作るとか、洗濯とか、録画確認とか、ご飯を作るとか色々あるけれどいつも最初はこれをする

まるで体が何かに制御されているかのように、これをするのだ。

これをすると、心がすごく落ち着くから。
以下略



7:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 20:07:17.25 ID:lQVBXINYo
意識がふわふわと浮いている。

落ちたり上がったり時には左右に動いたり。

自分のでない、誰かの人生の追憶を見せられてるような感覚。
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2016/10/07(金) 20:13:00.46 ID:lQVBXINYo
音楽がなっている。酷く不快なリズムと音で脳が強制的に起こされる。

確かアイホンのアラームにこんなのがあったハズだ。

だけど、私が設定してるのは穏やかなリズムでゆっくりと目が覚める、心地の良いもののはずだ。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 20:36:02.18 ID:lQVBXINYo
股間にあるそのテントを横目に見ながらスマホのアラームを止める。

そこでようやく事の異常さを再確認する

「なん、なんやこれっ…!?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 20:56:52.85 ID:lQVBXINYo
「瀧、俺は先にいくからな」

ネットで調べてネクタイを頑張って絞めたあと、今だに存在するそのテントを無理矢理折り込んでズボンを履く。

言われた通りおじさんがいる部屋を探し、一緒にご飯を食べた。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/10/07(金) 21:40:49.52 ID:lQVBXINYo
涙が止まったことを確認して、私は玄関を開ける。

飛び込んできたのは東京の風景。三年間、見続けてきた物だ。

今まで見てきたというのとは違う見たことのある風景をどこで見たことがあるのか、記憶を掘り出す。
以下略



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