2: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:16:29.43 ID:i56WKjGq0
「それにしても今回の企画、美波さんにはぴったりだと思います。
私と夕美ちゃんはどうしてえらばれたんだろうって不思議ですけど」
「ふふっ、ありがとう。
3: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:17:07.22 ID:i56WKjGq0
聞こえたノックの音に会話が途切れた。
「おはようございます。みなさんお揃いですね」
4: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:17:34.71 ID:i56WKjGq0
ここまで話したところで、ありすちゃんが照明を点けた。
「さて、堅いお話はここまでにしましょうか。ここで自己紹介をしたいと思いますけど、どうでしょうか?
初対面の方も居ますから」
5: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:18:09.43 ID:i56WKjGq0
「ここまでで何か質問はありますか?
何でも訊いてください。疑問は解消しておいた方がいいですから」
ありすちゃんが部屋の中を見回す。
6: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:18:35.27 ID:i56WKjGq0
リーダーが美波さんに決まったところで、ありすちゃんが大きく息を吐く。
「美波さんが引き受けてくれてよかったです」
7: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:19:07.78 ID:i56WKjGq0
美波さんと文香さんが部屋を出ていくと、ありすちゃんが私と夕美ちゃんのところに近づいてきた。
「私達もこの後ゆっくりお話でもしましょうか。
下のカフェに行きませんか?」
8: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:19:41.10 ID:i56WKjGq0
「藍子ちゃん、本当にかっこよかったよ! 普段と全然雰囲気が違ってたね」
「夕美ちゃんもクールにできてたと思うよ。やっぱりお姉さんだから、大人っぽかったし」
9: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:20:13.78 ID:i56WKjGq0
「はーい。それにしても、私はこういう方向の演技ってしたことがなかったから新鮮だったなぁ」
「普段の自分と違うほど難しくなっていきますからね。私も、子供らしくと言われると困りましたから」
10: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:20:41.23 ID:i56WKjGq0
PV撮影の当日になった。
移動に使っている車の中では、それについての会話に花が咲いている。
私とありすちゃんが座っている前の列には、美波さんと夕美ちゃんと文香さんが座っていた。
11: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:21:11.05 ID:i56WKjGq0
「これはまだ話が出てるだけなんですけど、設定を作り込み過ぎたみたいで。アニメ化の企画になるかもしれません」
「えっと、アニメ? ドラマじゃ映画じゃなくて?」
12: ◆8dLnQgHb2qlg[sage saga]
2016/11/08(火) 09:21:41.45 ID:i56WKjGq0
「それでいいんです。同じようなことを後からやる以上差別化は必要ですから。
まったく、なんで社長も乗り気になってるんですか……部長は銀河アイドル伝説ってどんな冗談ですか……
今からどこまでオファーが飛んでいくか怖くて仕方がないのに……」
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