26: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:35:35.33 ID:+F7bQ51XO
「・・・しまむー・・・?」
「…」
未央の問いかけに、彼女は応えない。
27: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:36:34.28 ID:+F7bQ51XO
何故、このようなことになったのか。
「…しまむー」
卯月は相変わらず少年を撫で続け、こちらに気付く様子は無い。
28: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:37:45.40 ID:+F7bQ51XO
「…」
「…」
あれからひとしきり叫び、ひとしきり泣き、喚いた。
29: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:38:41.87 ID:+F7bQ51XO
…。
「ウヅキちゃん。遠慮するこたないから。今日はここに泊まり」
「…す、すみません…」
30: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:39:34.23 ID:+F7bQ51XO
「あ!カズマが連れてきたお姉ちゃんだー!」
「お!似合ってるねー!」
「ど、どうも…」
31: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:40:34.99 ID:+F7bQ51XO
…。
「そう…だったんだ…」
「…はい」
32: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:41:32.48 ID:+F7bQ51XO
…。
「…」
「どうだい卯月ちゃん。美味しいかい?」
33: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:42:32.57 ID:+F7bQ51XO
「…」
皆、本当はギリギリの筈だ。
こうしている今も、魔物達は人間を狙っている。
34: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:43:23.36 ID:+F7bQ51XO
…。
「…」
カズマに連れられ、寝床につき、どれくらい経ったのか。
35: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:45:17.09 ID:+F7bQ51XO
「…」
そこに広がる、光景。
まず思ったことは、赤い。
36: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:48:07.99 ID:+F7bQ51XO
後ろ。
横。
自分を囲む、あの気配。
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