69:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:50:48.64 ID:Hhhi1HzW0
シエル「では早速、今日の本題の方に入ってもいいでしょうか?」
花陽「あっ、はい。大丈夫です」
70:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:51:44.02 ID:Hhhi1HzW0
花陽「変なモノなら、今もずっと視えているんです」
シエル「今このときも、ですか?」
花陽「はい……先輩の身体に線が視えるんです」
71:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:52:34.31 ID:Hhhi1HzW0
シエル「他にはなにかありませんか?」
花陽「それが……これは私と先輩だけの秘密にしておいてほしいんですけど──」
シエル「ええ、絶対に口外しないと約束します」
72:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:53:26.56 ID:Hhhi1HzW0
シエル「あ、それと一つ言い忘れていたことがありました……今日は夜中に出歩いちゃダメですよ!音ノ木坂周辺で殺人が起きた以上、どこに犯人が潜んでいるかわからないんですから!」
花陽「あ、はい……気をつけます」
シエル「現代の吸血鬼事件、なんて報道されてるみたいですけど……小泉さんは吸血鬼の俗説って知ってますか?」
73:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:54:18.74 ID:Hhhi1HzW0
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──いてはいけない、怪物なんです。
シエル先輩の言葉が、頭の中で何度も繰り返し再生される。
74:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 22:55:06.17 ID:Hhhi1HzW0
花陽「……なんですか、あれ」
小一時間の間、ひたすら音ノ木坂周辺を当てもなく彷徨っていると、妙な人を見つけました。
75:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:08:24.33 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あ、あの……ちょっといいですか」
「………………」
76:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:09:29.54 ID:Hhhi1HzW0
花陽「手荒になるかもしれませんから、先に謝っておきます。ごめんなさい……でも、私もこんなところで止まっていられないから」
「………………」
77:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:10:48.50 ID:Hhhi1HzW0
花陽「はあああ……やあっ!」
両手でこちらの肩を掴もうとしてきたところを、顎に掌底をぶつけることで回避。
78:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:11:40.61 ID:Hhhi1HzW0
花陽「あっ──!」
右手で握り締めていたナイフが、後ろから抱きつかれた拍子に手から零れ落ちる。
79:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/28(水) 23:12:41.05 ID:Hhhi1HzW0
身体中に無数の腕が伸びてきているのに、まともに抵抗することもできない。
そのまま地面に押し倒され、首を絞められる。
両腕で首を締め上げられながらも、必死に抵抗する。
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