2: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:39:41.26 ID:0u119bRi0
「楓さんって、普段どういうところでお酒を飲むんですか?」
よく、テレビ番組やイベントの打ち上げの途中で尋ねられる質問です。
3: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:41:57.26 ID:0u119bRi0
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4: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:42:59.25 ID:0u119bRi0
事務所から歩いて10分程して、今夜の目的地に到着しました。
軒下にぶら下がる赤提灯は、ぶらりぶらりと風で少し揺れています。
5: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:44:28.36 ID:0u119bRi0
楓「ごめんなさいプロデューサー、お待たせしてしまって…」
P「いえ、そんなことないですよ。俺も10分前に来ましたから、ねえ大将?」
6: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:45:43.30 ID:0u119bRi0
注文した生のジョッキが運ばれてきて、私は手に取ります。
彼もまた、三分の一ほどビールの減ったジョッキを少し掲げました。
7: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:47:05.90 ID:0u119bRi0
「はいお待ち」と、大将がいくつかお皿を出してきました。
どうやら、私が来る前にいくつか注文していたようです。
8: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:48:57.11 ID:0u119bRi0
楓「そういえば」
しばらく会話と食事を楽しみ、お酒はビールから日本酒に、お肴もおでんとホッケの開きへとバトンタッチしました。
9: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:51:18.14 ID:0u119bRi0
楓「でも私、このお店の雰囲気好きですよ?」
調理場の方にある換気扇のファンは、しばらく掃除をしていないからか、油を吸って少し茶色くなっています。
10: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:52:14.26 ID:0u119bRi0
P「はあ、もう…。でも、こんなお店で楓さんが飲んでるって知ったら、みんなビックリしてしまうかもしれないですね?」
楓「ふふっ、そうかもしれませんね」
11: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2016/12/28(水) 22:53:54.72 ID:0u119bRi0
P「両方とも同じ楓さんか、うーん…」
そう言って、彼は腕を組み目をぎゅっと閉じました。仕事中に物事を深く考える時に彼が良くする行動です。
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