過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
1- 20
61:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:44:46.28 ID:uYqhyxH10

 奇しくもそれは、アチャモがプリンを破ったのと同じように、一連の動きとして記憶させていたものだった。最序盤にしびれごなで距離を取らせ、やどりぎのたねを吐き出しておき、それをようせいのかぜで相手に植え付ける。


にこ「最初からあなたのアチャモはじわじわと体力が削られていたって、わけ」
以下略



62:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:46:21.17 ID:uYqhyxH10
千歌「っ……」


 出口へ向かって手を差し伸べるにこを、千歌は溢れそうな涙を溜めた目で見据える。

以下略



63:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:48:15.83 ID:uYqhyxH10
 千歌の前に闘った挑戦者である渡辺曜。四天王梨子同様、にこの目にも特別に映っていた。状況判断能力、空間把握能力、指示の的確さ……いずれにしても優れていると、きっぱり言える。


 曜と対峙した際のにこの手持ちは、先ほどと全く同じ。プリンはすぐに沈められ、エルフーンのやどりぎしびれごな戦法も、水を利用され、ほとんどが無意味に終わった。タイプ相性が何の意味を成さないまま、にこは敗れていた。

以下略



64:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:50:46.99 ID:uYqhyxH10
ツバサ「それはそうよ、流石に一緒だったら私が困っちゃうわ。また負けちゃうじゃない」

ツバサ「あの人が行方不明にならずに居てくれたら、何か変わっていたのかしら……」

にこ「……」
以下略



65:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:14:31.26 ID:iHa0YDGOO

◇――――◇


ポケモンセンター 個室
以下略



66:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:16:19.73 ID:iHa0YDGOO
 ポケモンセンターに戻った千歌は相変わらず元気が無く、曜への素直な賛辞と共に、自分への強い劣等感を募らせていた。何をやっても曜よりは出来ない自分、周りと比べて特別劣っているわけではなくても、そんな存在がすぐ近くにいる。かっこよくて、強くて、そんな存在が自分のために、余計な時間を使ってくれている。千歌は、そう考えてしまう。


 千歌は完敗、だったのだ。

以下略



67:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:18:35.63 ID:iHa0YDGOO
 次の瞬間には、千歌は曜に抱きつき……嗚咽を漏らして、涙を流し始めた。何かが決壊してしまった。今までは乾いた笑いを出せば住んでいた心の安寧が、それだけでは済まなくなっていた。


 曜は驚きながらも、少し安心している。高飛び込みの代表クラスの彼女は、悔しさの重要性を誰よりも分かっているつもりだった。千歌の親友として、ここまでの悔しさが溢れ出ているのは初めてのこと。つまり。

以下略



68:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:20:59.24 ID:iHa0YDGOO

◇――――◇



以下略



69:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:21:40.47 ID:iHa0YDGOO
善子「ぅ……」


 真正面から言い訳もせずに謝られ、こちらが悪いことをしている気分になってしまう。

以下略



70:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:24:33.93 ID:iHa0YDGOO
◇――――◇



21:00
以下略



120Res/117.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice