過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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84:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 05:58:26.89 ID:ax0RzxbKO
 振り絞った元気を声に乗せる。


「――あの、すみません」

以下略



85:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:00:55.51 ID:ax0RzxbKO
善子「アブソルを? まあ、別に構わないけど」

理亞「いいの……?」

善子「ええ」
以下略



86:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:03:02.38 ID:ax0RzxbKO
 一瞬の動作でボールをアブソルの方に投げ、理亞はバック宙を繰り返して聖良の近くまで戻ってきている。

 聖良が投げたボールは空中で炸裂し、コロトックが姿を現す!


以下略



87:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:05:30.55 ID:ax0RzxbKO
 救出しようとした曜に対し、立ちはだかるは妹の理亞。モンスターボールが炸裂し、レントラーがワニノコに向かって煌めく牙を見せ、威嚇をしていた。



曜「くっ……」
以下略



88:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:06:45.18 ID:ax0RzxbKO
聖良「なっ!?」

 跳んだ方向は、聖良のコロトックではなく、明後日の方向。善子の待ってアブソル! という叫び声が遠くで、小さく聞こえた。

理亞「逃げた!? 姉さまっ」
以下略



89:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:09:49.55 ID:ax0RzxbKO

 ヘビに狙いを定められたカエルの気分を曜は味わった気がした。ワニノコ、アチャモ、先ほどまではアブソルへと向けられていた敵意が今はこちら側に向けられている。

 ポケモントレーナー同士の戦いではまずありえない、本物の危険が迫っていることを察してしまう。

以下略



90:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:11:22.86 ID:ax0RzxbKO
曜「……」

 レントラーは気高く身を震わせると、トレーナーの危機に反応し、ひのこを勝手に吹き出したアチャモの攻撃をしっぽだけで振り払う。降りかかるひのこを払う、そのままの行為、実力の差が、ありすぎる。


以下略



91:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:15:56.07 ID:ax0RzxbKO
 背後でパートナーであるワニノコの悲鳴、豪轟の激しい雷撃音。振り返ると、雷撃の残滓を纏ったレントラーが、倒れこむワニノコを見下ろしている。曜が千歌のことを心配している間に、無防備になったワニノコは一撃で沈められていた。

 曜の視界の中、飛びついたアチャモも赤子を捻るように吹き飛ばされる。


以下略



92:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:18:26.01 ID:ax0RzxbKO
理亞「レントラー」


 意識がまるで向いていなかった。正面から迫り来る、人の脅威にだけ目を向けていたせいで、真横にレントラーがいることには気がつけていなかった。理亞がレントラーの名前を呼んだその直後、曜に千歌と同じくレントラーの身体が叩きつけられる。

以下略



93:名無しNIPPER
2017/01/14(土) 06:21:59.04 ID:ax0RzxbKO
 その間にも聖良の言葉は続く。


聖良「そうですね、アチャモを渡して頂ければ……あの友達は見逃してもいいですよ」

以下略



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